もはや娯楽ではないのかもしれない
本日はとても主観的なお話です(予防線)
感覚は個人差が大きいので、それを前提にお読みください(予防線)
そして独り言カテゴリーなので今回も中身はない(笑)
さて、皆さんは推しの現場は「娯楽」ですか、それとも別の何か?
推しの現場を楽しみに日々の面倒なこと、つらいことを乗り越えている。これは事実。実際、「これを頑張れば推しの舞台ある!」それだけで最後の力を振り絞れています。
ただやっぱりジャンルが「舞台(芝居)」なのでがっつり生命力削られて帰ってくることが多いんですよ。
観劇って、気力も体力も使い果たしませんか?
どんなに笑えるコメディでも2時間弱、舞台上を食い入るように見つめて、終演後にどっっぷり疲れているという経験、ありませんか??
年齢的な体力の衰えだったら本当にすみません。
先月、仕事が馬鹿みたいに忙しくて死にかけてた時に推しの舞台があったんですけど、そこに思いっきり難しい内容の作品摂取したらカーテンコールの時に疲労困憊すぎて最後まともに拍手出来なかったもんね(ごめん)。
もちろん観劇って、その場で起こっていることを瞬時に受け入れて処理してっていう作業が入るからというのもあるんだけど、人間の生の芝居ってものすごいパワーで、それを受け止め続けるってかなり特殊な環境だと思うですよね。
だから最近の私、推しの現場ってもはや娯楽じゃなくて戦場にでも赴く気分なんです(笑)
一方、2年前から気になっていて自粛期間中にどっぷりハマってしまった某大手事務所のアイドルについては今のところ「楽しい」という感情しかないです。
これは自分が「オタク」ではないからなのかもしれないけれど、かなりラフでいられる。あと事務所が大きいというのもポイントかな。
ちなみに私の中でのドルオタ定義はこんな感じなので到底私は「オタク」ではない。ゆえに「オタク」の人からしてみれば「こっちは命かけてオタクやってんだよ!!」ってなるかもしれない。それは…ごめんな…。
・CD、DVD全形態揃える
・出演番組、掲載媒体全部チェックする
・FCに入っている
・ツアーに参加する
・その他、番組に感想送ったり、音楽番組にリクエストしたり活動を応援する etc.
別に役者に対しても全通しないし接触行かないし積まないのでオタクではない、世間的に見れば全然「ファン」の領域なんだけど、とにかく大手事務所のアイドルは気持ちが楽(炎上リスクは3次元推している限りどこも変わらないけどおおおおおお)。
そもそもアイドルは基本ジャンルが「音楽」だから芝居みたいに削られるようなことがないというのも大きい。
あと芝居を受け取るというメンタル面だけでなく、やっぱりある程度の「距離」があるって安心だなって思ってしまった(接触行かない人間が何を言ってるんだって話ですが)。
良くも悪くも推しとファンの物理的距離が近いってドキドキしちゃうよね。
トークとかラジオとか。そういう時にフランクに対応する「距離の近さ」は好きですよ。ファンを信頼してくれているんだなぁって感じる瞬間も好き。
でも個人として「認知される」という近さは、無い方がお互い楽なんだとも思ったりすることがあるのです。
そして、アイドルをゆるく追い始めて気づいてしまった「出費の違い」。
金銭感覚はその人の経済状況によって大幅に変わるのであくまで私個人の感じ方なんだけど、アルバム3形態買っても舞台のチケット1枚分とちょっとくらいで「!?!?」ってなったんですよ。
だいぶ金銭感覚麻痺してんな!!
観劇を趣味としているとチケット代(※複数回入る)+グッズ+あれば円盤+場合によっては遠征費が大体1作品にかかる額じゃないですか。
そんで最近グッズもやたらとランダム商法なので、余分にお金を使うじゃないですか(もはやランダムに手を出すのを諦めはじめたが)。
そして出演作が多ければ多いほど2~3ヶ月に1回は上記の出費があると…。
観劇はやっぱりブルジョアな趣味なんだなぁ…。
だって1回の観劇チケット1万円超すことだって普通にあるじゃないっすか…。
普通に考えて1万円あれば買えるものたくさんあるんだよね。なんか千円札かのごとく1万円札が流れ出ていくからそれが当たり前みたいなところあるけどさ(笑)
この前入金してきたチケット代なんて手数料諸々含めてもディ◯ニー2回行けるんですけどって料金だったもんな…。
それに加えて幕が上がるまでどんな作品なのか、面白いのか面白くないのかまで分からないなんてこともザラで、よくよく考えるとギャンブルじゃん??笑
アイドルもアイドルで収録曲を絶妙に変えて何形態もCD出す商法や、ものによっては握手券とか付いていると積むことになるので、結局のところ全部を追おうとするとしんどくなる一方だし、どっちもどっちなんだけどね!!!
そんな中でも推しは「貴重な時間とお金をかけて支えてくれてありがとう」とこちら側に伝えてくれる人なので、とてもありがたいなぁ、素敵だなぁと思っている。とっても推せる。ありがとう、推し。また頑張って稼ぎます。
でもさ、何だかんだ色々言いながらもコロナの影響で数ヶ月現場がなくて久しぶりに生の芝居を観た日には「は~~~やっぱ生の芝居は最高だな~~~!!!疲れるけど最高だな~~!!!」「チケ代はだいぶ前に支払ってるから当日は実質無料(?)だしな~~~~!!!」とか狂ってたので、もし推しが映像に転向して舞台の現場が少なくなったら、それはそれで寂しく感じるのかもしれないなぁなんて思ったり。
兎にも角にも私にとって推し事はもう娯楽じゃないのかもしれないけれど、確実に生き甲斐にはなっているので、これから先もきっとひーひー言いながら劇場に行ってそして帰ってくるのだろうと思います。
アーティストプロモから2年経ったので改めてSixTONESについて書いてみる
今回は舞台の話はお休み!!
(いい加減、最近観た作品の感想を書かねばならない。下書きはしているんだ…よ…)
Twitterを遡っていたらSixTONESについて初めてつぶやいたの2018年11月11日だったということで、2年経って茶の間とも新規とも言い切れない、陰ながら応援している人間のお話をしようと思います。
っていうかもう2年も経ってたんだ、怖いね(笑)
ちなみに昨年、勢いでこんなブログも書いていた(今でもちょいちょいアクセスあって「SixTONES」というキーワードがたくさん検索されているんだろうなぁ)。
当時、YouTubeを見ていたらアーティストプロモの広告でJAPONICA STYLEが流れて「なんだこの曲!めっちゃかっこいいんだが!!」って思って聴いたのが始まりでした。
(MV見て一番に目が惹かれたのは京本くんだったことをここにご報告いたします。どうでもいい情報でした。)
SixTONES(ストーンズ) - JAPONICA STYLE [Official Music Video]
アイドルについてはモーニング娘。(6期くらいまで)からのK-POPという遍歴を歩んでいた自分は、ジャニオタに囲まれて生活していたのに、これまで一切ジャニーズに興味を示すことがなかったんです。
でもSixTONESのJAPONICA STYLEは自分が好きな楽曲の雰囲気に近いものを感じてすごく好きになった!
決してK-POPと同じではないんです。ただ、K-POP好きな人が好きになりそうな楽曲だなというのがSixTONESの第一印象でした。
当時、ジャニーズのことを良く知らなかったので「デビューしないとCDが出ない」ということを知らず、「この曲は買えないのか??いつ発売されるの??」と必死に色んなサイトで調べるくらいには、この楽曲を早く自分の手元で聴きたかったわけです。
その後、同じくチャンネルに上がっているKYゲームの動画を見て「あ~これ、私が好きなタイプですわ。好きですこういうの」って思って本格的に沼に引きずりこまれました。
K-POPにSuper Juniorという、ちょうど今年15周年を迎えたグループがいるのですが、そのグループがとにかくバラエティに強いんですよ。そんなグループを好きな私がSixTONESを好きにならないわけがなかった。
知らないうちにImitation Rainも買っていたし、NAVIGATORも買っていたよ(笑)
(TrackONE -IMPACT-はNEW ERAとあわせて買いに行く予定です、はい)
ちなみにカップリング曲を聴いていて、これまた私が好きな韓国のSHINeeというグループと近いものを感じています。SHINeeも色んな楽曲を歌いこなすグループなんですよ(ちなみにSHINeeは「コンテンポラリーバンド」というコンセプトで活動しています)。
SHINee 샤이니 '누난 너무 예뻐 (Replay)' MV
「Replay」はSHINeeのデビュー曲!
だからSHINeeの音楽が好きな人はきっとSixTONESも好きだと勝手に思っている。
あとテミンペンは絶対きょも担になる!!(伝われ)
【そんな外野の人間が思うSixTONESの魅力】
(あくまでYouTubeや一部メディアに露出している姿を見ただけの感想です。)
・とにかく歌唱力が高い
色々なアイドルがいて、それぞれに魅力を持っていますがやはりSixTONESといえば「歌唱力」。
アイドルは「歌って踊る」が基本的なスキルだと思いますが、音やリズムを外さないというのは歌が上手いということの基本的な要素として、SixTONESの場合は「表現力」がずば抜けているところがすごい。
そしてメインボーカルの2人だけでなく、全員が平均以上で歌えるからこそ、ユニゾンやハモリがきれいに揃うのがまた素晴らしいんですよね。
最近さらに歌唱力が伸びていて、「この人たちどこまで伸びるんだ??」と思い始めている(笑)パフォーマンスのたびにCD音源超えてくるのでCD音源がなんだか物足りなくなる現象起きてるんですけど、私だけじゃないですよね!!!
それと楽曲にもよるんだけど「この人たち声量半端ないな」って思うレベルで勢い良く歌うところ好き。ちゃんとお腹から声出てる!!
あと海外を意識しているとのことで、楽曲中も英語の歌詞が多いと思うんだけどみんな発音がキレイ!ジェシーくんは言わずもがな、他のメンバーもどんどん英語の発音がキレイになっていて、きっと耳が良いんだろうなって思っています。
・アーティスト性が強い
私は今まであまりジャニーズに触れてこなかったので比較的王道ポップスや王子様的な「キラキラ」した楽曲が多いという印象を持っていましたが、SixTONESはどちらかというとスタイリッシュな楽曲が多く、洋楽にも近いタイプ。
かと言って、どこか1つのジャンルに囚われることなく王道ポップスも含め様々な楽曲を歌いこなせるスキルがあるのも魅力だなと思いました。
この部分は、確実にこれまでジャニーズの楽曲を聴かなかった人が興味を持つ入口になっていると思うんです!!!とっても!!!
(だからこそ、ライブ定番のギラギラでボリュームが多い衣装もワイルドで素敵なんだけど、このグループに関して言えばもうちょいシックでスマートなものでまとめても良いんじゃない?という気がしなくもない。地上波出る時はあまりそういう衣装ないだろうけど。)
・ダンスがダイナミック
「揃わない」という声もあるようですが、言うほどバラバラじゃなくて、個々に自由に表現しているのに全体としてはちゃんと揃っているのが見ていて気持ち良いなと思います。それに彼らのダンスの魅力ってその長い手足を使ったダイナミックな動きなんですよね。高身長グループならではだなと。体格に恵まれているからこそ表現出来るものだと思います。
そもそも踊りながら歌っているのにあれだけ生歌で歌声に安定感があるの凄いですよ。どんなインナーマッスルしてるんだって話です!!羨ましいその筋肉!!!
・バラエティにも強い
アーティスト性が強いのに、低予算でもバカみたいに面白い動画作れちゃうほどバラエティに強いギャップたるや!!!!ここに心鷲掴みにされる人も多いのでは??
成人済みなのにやり取りが男子高生みたいにわちゃわちゃしていて見ているだけで楽しいです。いつも笑顔をありがとう。
今までジャニーズってデビュー後の地上波での活躍が圧倒的で、ファンじゃなくても「なんとなく知っている」ということが多かったと思うんです。でも外野の人間からするとJr.はすごくクローズドな世界だった。
それがYouTubeというツールを使ったことで多くの人がデビュー前から「こんな子たちがいるんだ!」と知ることが出来た。それに国内の音楽番組でのプロモーションとは違って、世界中の人に知ってもらえることも大きいと思うんです。
だからこそ早いとこサブスク…でなくても配信サイトでの音楽配信はしてほしいなって思っています。
(そんなことを言いつつも、久しぶりにレコードショップに行ってCDを買うという経験が出来て個人的にはすごく楽しかったんですけどね 笑)
そういえばSixTONESの動画を見ていると「ジャニーズっぽくない」とか「アイドルって感じじゃない」っていうコメントが付いていることが多くて、じゃあ「アイドル」って何なんだろうって思ってとりあえずWikiで調べてみたところ
アイドルとは、「偶像」「崇拝される人や物」「あこがれの的」「熱狂的なファンをもつ人」を指す。英語(idol)に由来する語。稲増龍夫やカネコシュウヘイは、日本の芸能界における「アイドル」を『成長過程をファンと共有し、存在そのものの魅力で活躍する人物』と定義している。
という記述がありました。
歌って踊る人はアイドル以外だっているはずなんですけど、その人たちとの違いって何なんでしょうね。アイドルの方がビジュアル重視?成長過程を消費する対象ってこと?年を重ねたらアイドルではなくなる?
これを書きながら自分でも訳が分からなくなって思わず「アイドル アーティスト 違い」でググってしまったんですけど、文章にするには上手くまとまらなくて諦めました(笑)
個人的にアイドルは歌って踊ってバラエティもしてドラマにも出てってすごくマルチに活躍している人たちという印象はあります。
ただ、世間的にはアーティストよりもアイドルの方が下に見られているんだろうなってことがあって。ハイレベルな歌唱・パフォーマンスをするグループだってあるんですけど、そこまで来ると世間的には「アイドルっぽくない」って、アイドルの枠ではないように見てしまう現象が起きていると思うんです。悲しきかな。本当アイドルって何なんだろうな。
そういう意味ではSixTONESもアイドルとしては確かに特殊な存在なのかもしれませんね
(別にアイドルだとかアーティストだとかそんな名称に拘る必要はないと思うけど)。
一言に「アイドル」と言っても地下から地上、海外まで色んなアイドルがいるわけです。それぞれに特長や魅力があって、そこに惹かれて応援している人たちがいる。
だから「どこのグループが良くて、どこのグループが悪い」ということはなくて、ただアイドルに求めるものが人それぞれに違うんですよね。
「アイドル」ってやっぱりキラキラしてるじゃないですか。キラキラしているアイドルって大好きなんですよ、王道で。
SixTONESはたしかに王道の王子様的なキラキラアイドルではないかもしれないけれど、それでもこの6人の先に何か新しいことが起きるような“輝き”が見えて非常に惹かれる存在だなと思っています。
10代でデビューする人たちが多い中で、本人たちも、結成時から応援しているファンの皆さんも数々の苦労の中でやっと果たしたデビューだとは思うんだけど、大衆の目に触れる時にこれだけの完成度でデビュー出来たのはかなりのアドバンテージだと私は思っているんです。彼らは確実に従来のジャニーズのイメージを変える存在。
あと男性が好きになる男性アイドルとしても超絶個人的に期待をしています(やっぱり同性に好かれるアイドルって魅力的じゃないですか)。
あとね、このグループを応援したいなって思ったきっかけの1つとして、「ファンの人が優しい」ってことをお伝えしたいです。
2年前、SixTONESについてつぶやいた時、どこからともなくファンの人たちにツイートをRTされて、最初は「2次元オタク丸出しアイコンでつぶやいたから晒されるやつ!?」ってビクビクしてたら、みんなRT先でめっちゃ喜んでるんですよ。
「えっ、優しすぎるね?????」
(普段どんだけ治安が悪いところにいるんだって思われそう 笑)
もうただの茶の間というか新規以下の存在なんですけど、本当にウェルカムな人が多くてとても居心地が良い。安心して「好き」って言える環境がありがたいなと思っています。スト担さんたち、その節はありがとうございました!!!
如何せん主戦場があるので陰からこっそり応援するようなかたちになると思いますがこれからもSixTONESの活躍、とても楽しみにしています!!
改めましてニューシングル「NEW ERA」の発売おめでとうございます!!!(ややフライング)
たくさんの人にこの曲が届きますように!!!
SixTONES - NEW ERA (Music Video) - [YouTube Ver.]
どうでもいい話なんだけど、旅行好きで御朱印を集めている私としては、京本くんが近くにいたら本当ぜひ友達になって欲しい存在です(笑)
あそこまで神社について語れる人が身近にいないから一緒に語ってほしい。。。
でも流石にあそこまでの山登りは出来ないと思う自分もいる(笑)
リモート演劇とか配信とか
前に「書くよ!」って言ってからしばらく寝かせててもう劇場での観劇再開しちまったぜ!と思いながらアップします。「リモート演劇とか配信で観劇とか」の話。
そも、私は「生で観ることが一番楽しい」ということを知りつつも、これまでDVDやライブビューイング、映像配信で何の違和感もなく演劇を楽しんでいたタイプです。
でも急に「リモート演劇」になった瞬間にとてつもない違和感を覚えたんですね。もちろん「リモート演劇」自体がこの状況下で生まれた新しいものなので慣れていないのは当たり前のことなのですが、「自分の中で消化しきれないこれは何なんだろう」と思ったわけです。
そこで、今回はいわゆるリモート演劇に関する話とオンラインで観劇することについて書いていこうと思います。
リモート演劇と劇場配信の違い
まずなんとなく自分が感じた「リモート演劇」と「劇場配信」の違い。
※「リモート演劇」はフルリモート(演者同士が同一空間で芝居をしていないもの)を前提とします
<リモート演劇>
・Zoomまたはそれに準じた通話アプリなどで展開
・大概は1人1画面になり空間が固定される
・バーチャル背景で様々なシチュエーションを作ることができる
<劇場配信>
・ハコ、照明機材、音響がある(普段観劇しているものと大きな違いはない)
・役者はある程度自由に動ける
・会場に配信機材が導入されるので映像、音声の質がバラつかない
双方、撮影機材の違いはあれど「映像」で見るという点ではどちらにも差がないんです。でも「劇場配信」を観た時に「空間の奥行き」を感じて、「そうかリモートは空間の奥行きがなかったから変な感じがしたのか!」という気づきがありました。
これは「リモート演劇」でパブサした時に出てきたつぶやきなのですが、Zoomのような通話アプリの場合、システムの仕様上どうしても【画面に常にいろんな人の顔が並ぶような状態になってしまう(しかもほとんどが正面を向いている)】んですね。
(これは正直工夫次第だからいくらでもやりようがあるかもしれない)
そしてリモート演劇でやっている題材は「リモート飲み」とか「リモート会議」みたいな“リモート”であることをそもそもの題材として扱っているところが多いなと思いました。でもこれは逆を言えば「リモートだからこそできる題材」とも言えるのかなと思います。
笑の内閣さんの「信長のリモート・武将通信録」は、気づいたタイミング的に本番が見れなかったのですが、公開されていた予告編を見ました(現在は非公開で見れず…)。武将たちがオンラインで軍議をするというありがちな“リモート”題材でも一捻りあって面白いなと感じたものの1つです。
もちろんZoomを使わずリモート演劇をやったところにはバーチャル背景を上手く使って朗読劇をやっていたところもあったので、必ずしもその題材に絞られているというわけではないと思いますが…。
あと、リモートと劇場配信の違いは「演者が同じ空間を共有しているか」ということも大きな違いだなと思いました。
お芝居の基本は“相手の芝居を受けて自分の中に生まれた感情を発露させる”だと私は思っているのですが、それは音声や表情だけでなく、セリフを言うまでの間であったり空気感からも感じとるものなんですよね。
そういうことがリモートだと出来ないので、演者側の芝居のテイストも普段と微妙に変わるんですよ。そんな些細な違いでも普段の演劇を観ている側としては違和感のもとになるのかなと考えています。
そしてこれを言ったら身も蓋もないけどリモート演劇だと「芝居の出来」と「脚本の面白さ」がかなり出る。いや普段劇場で観てても「これはどうなんだい?」というのに時々出会うけど、劇場という空間で生身の人間が目の前で芝居をしている空気感と、デジタルなものを介して受け取るのとでは観客であるこちら側のテンションが全然違うのも原因かもしれない…。
それと「配信者側の音質はまじで大事」。クリアじゃないサウンドって思ってたよりもノイズ&ストレスになりやすい。関係者に伝われ。
オンライン観劇であった困り事
そんなオンラインでの観劇ですが、家でも外出先でもデバイスさえあれば気軽に「観劇」できることはメリットであり、普段遠方にいてなかなか演劇を観る機会に恵まれない人にとってはとてもありがたいシステムなんです。が、まぁ劇場で観ることを常としている人間からすると「お願いだ関係者、観客側のこの状況を知ってくれ」ということがありまして…(笑)
・時間指定できない宅配がいつ届くか分からずヒヤヒヤ
・家族が居間でテレビを観ているので静かな環境がない
・配信トラブルで見せ場のシーンが飛ぶ
・映像や音声の乱れによって集中力が切れる
・直近で発表されたスケジュールで都合がつかない、しかもアーカイブもなくて視聴機会を逃す
などなど、まぁ他にも細かいことは色々あるんですが、意外とオンライン観劇は難易度が高い。
これが、一度は現地で観ていて話もある程度理解していて観るのが2回目以降とかであれば問題ない(最悪流し見)という手段が取れるんだけど、初見の内容をこういった視聴環境で集中して理解して味わうのはかなり厳しいと感じています。
そして環境要因による諸問題を加味して、なんとか集中力を保てるのは1時間くらいの作品。正直それ以上の作品は適度に流し見しないと無理。
ちなみに私はいつも使い古したヘッドフォンを装着して観ているのですが、密閉度が低いからテレビの音や家族の話し声が抜けてきてしまうのが目下の悩みです。
あと単純に「平面」を見続けるのが地味につらい(笑)
アーカイブ配信の是非
そんな諸問題を解決できる方法の1つは「アーカイブ配信」だと思っているのですが、アーカイブを残すか、残さないかは各主催者の判断によります。
決まった日、決まった時間、決まった場所でしか観ることが出来ないのが演劇の「常」でした。
これまでであれば公演の半年以上前からスケジュールが出ることで我々も仕事を休んだりなんとかやりくりをしていましたが、この状況下になってからは公演実施のお知らせ自体が1ヶ月前ということも少なくありません。直近でスケジュールを言われても仕事の都合で合わせられない人も多いでしょう。また先程列挙したように家庭内で視聴するのと、静謐な劇場で観劇するのとでは環境がまったく違います。静かな環境がないというのは如実に集中力に影響します*1。
なので多少料金が上がってもアーカイブ配信はしていてほしいというのが、ここ半年オンラインで観劇している人間の率直な願いです。
「初日」をどこにするか問題
これは大いに語り合いたい議題なんだけど、このコロナ禍で現地で観ることが決まっていて全公演配信がある場合、自分の「初日」をどこにするのかって悩みませんか!!
私はやっぱり「現地で観た自分の体験を一番にしたい派」なので、全公演配信がある場合は現地観劇後に配信で見たいと思うのですが、自分の現地観劇前に公演が中止になり再開の目処が立たない場合、上演済みのものは映像で買えず、かつ現地も観れないなんてことが起きるわけです。
そうなると「現地で観るけど何があるか分からないから初日周辺でとりあえず配信で見ておいた方が安牌」となるわけで…。
ちなみに私が3月に推しの舞台を観劇した時は配信なしの公演だったのですが、毎週末観に行く予定で3枚チケットを持っていました。中止・延期を繰り返して結局生き残ったのが千秋楽の1枚だけだった経験があり、「やっぱバラしてチケットを持つって大事なんだな」と切実に感じました。
まぁバラしてチケットを持つのが現地派としては一番なんだろうけど、そう都合良くいかないし、遠方の人はもっと無理だし、こういう面でも「アーカイブを用意しておいてくれ」なんですよねぇ…。
この話をフォロワーさんともしてたんですけど結論は出せなかったです。
これまでオンラインで観たもの
ちなみにこの約半年の間にオンラインで観たものは以下のとおり。
※過去作の配信ではなく、新たに企画・上演されたもの
<朗読>
・百合と薔薇*2
・僕とあいつの関ヶ原/俺とおまえの夏の陣
・緋色の研究
・Defiled
・方南ぐみ企画公演「あたっくNo.1」
<ストレート>
・本多劇場グループPRESENTS「DISTANCE」
・ACALINO TOKYO「演劇の街をつくった男」
・殺し屋にくびったけ*3
<リモート>
・うち劇(旧ネット演劇)「マトリョーシカの微笑」
・うち劇「刑事×刑事」
・うち劇「SHOW DOWN」
・劇団ノーミーツ「むこうのくに」
我ながらなんだかんだ結構オンラインで見てるんですよね。
この中から特に印象的なものをいくつかピックアップしてご紹介します。
本多劇場PRESENTS「DISTANCE」
劇場が観客を入れて再開できる少し前、本多劇場PRESENTS「DISTANCE」を観ました。これが本当に面白くて。
まずOP映像で観客がいつものように劇場へ入り、席に着くまでの過程を主観映像で見せてくれたんです。これが本当に素敵な演出だなと思ったんです。もちろん表現する個々の役者さんが素晴らしいというのもあるんだけど「あえてアーカイブを作らない」というのも新鮮でした(※)。たしかにせっかくの映像なのだから、間口を広めるためにもアーカイブを残しても良いのでは?とは思ったんですが、よくよく考えれば“普段”はそんなこと出来ないことの方が多いんですよね。
※最終的に公演終了後に期間限定でアーカイブ配信しました
ちなみにこの公演は黒字化にも成功したらしいです。
うち劇(旧ネット演劇)
演者がそれぞれ別の場所から朗読をし、それを画面上に合成して表示するという形式での上演でした。
前に「電波少年みたい」って言ったやつですね(笑)
どんな感じの公演で、どんな感じで芝居をしていたのかというのが公式から出ているのでぜひご覧ください。
こういう状況になってわりと初期の頃に動き出したコンテンツだったので配信トラブルはまぁ、そこそこあったなぁ。ただやっぱり舞台役者なだけあって、私が見てた回では咄嗟に演者が繋ごうと動いてたのは「すごい!」ってなったポイントでした。
「うち劇」第一弾『マトリョーシカの微笑~刑事はニ度死ぬ』ダイジェスト
ちなみにこういうネットでの朗読劇は脚本の良し悪しが如実に集中力に影響するなぁとも思います。
劇場にいたら一応演者が目の前にいるのでそれなりにちゃんと観るんですが画面の前だとそうはいかない…。
Defiled
これは運良く劇場で観れたのですが座席の位置的に推しがしっかり見えなかったので後からVR配信の方も購入して観劇。
VR用のゴーグルがなかったので普通に2Dで見たんですが、「推し固定カメラ」(物理)が出来るのがものすごく面白かったです(笑)台本の書き込み(ラインマーカー)も見えるくらいにズームできます。視点が自由に切り替えられるのはとても新鮮だったんですが普段のスイッチングカメラに慣れてるせいかちょっと見づらいなぁと思ったり…。
ちなみに現地と配信両方で見てるからこそなんですが、やっぱり音響の音圧とか照明演出とか現地では五感が刺激される感じがあったので正直配信だと物足りなさを感じてしまって「やっぱ現地だよなぁ~」と思ったのもこの作品でした。
劇団ノーミーツ
このコロナ禍で生まれた「新しいエンタメ」として、この劇団は外せないと思います。
最初はTwitterで短編映像がバズっていて私も目にしてはいたのですが「はて、あれを演劇と呼ぶのだろうか…?」と、少し疑問がありました。
「まぁ、百聞は一見に如かずだから見てみるかな、色んな著名人も絶賛してるし…」と思って見たら、いやいやとんでもないものが生まれたな…。という感じでした。
確かに私の苦手な「全員正面向いてる系」なんだけど(いや途中で一部視点切り替えがあったけど)、私が観劇した第2回長編公演は視聴する空間まるごと作品と連動していたんですよ。もう!!あの時の感動と言ったら!!!!ねぇ!!!
演劇というよりもはや「クリエイティブ作品」。こういうと演劇がクリエイティブじゃないのかと誤解されそうなんだけど、いわゆる「デジタル的なクリエイティブ作品」に近い。伝わってほしいこの感じ。
本編スクショOKなのもPR的には大成功だと思うし、終演後のグッズ購入への誘導も非常にスムーズ。とにかく革新的。
ノーミーツさんの舞台裏は以下の記事で詳しく書かれているのでぜひ読んでいただきたいやつです。
この劇団ノーミーツさんの作品についてはぜひ多くの“現地派”の人に見てもらって感想を聞きたいなぁと思いました。また長編やってほしい。
ちなみに番外編として京都を拠点として活動している劇団「ヨーロッパ企画」さんは、嵐電貸し切って生配信で劇をやるという大胆な作品を上演していました(本シリーズは全4回)。
もうここまで来ると「演劇とは…?」なんだけどその発想がすごすぎて逆に演劇の可能性を感じざるを得ない。
ヨーロッパ企画の生配信劇シリーズ『京都妖気保安協会』 ケース1「嵐電トランスファー」
何をもってして「演劇」とするのか、という問い
「リモート演劇」が出始めた頃、「何をもって演劇とするんだろう」という疑問が自分の中で生まれました。生配信で芝居をしていれば演劇なのだろうか?カメラで切り取られて編集される映像作品との違いは何なんだろう?と。
今生きている人の大半がこれまで経験したことのないことが起こっている中で、「戦争があろうが何があろうが続いてきただろう」と言えども、演劇は間違いなく転換点に立たされていると思うのです。
オンラインは生の代替になりえるのか?
これは作る側・観る側、双方がぶち当たっている壁だと思います。なんなら演劇だけではなく、音楽を含むエンタメ全般やスポーツにも言えることかもしれません。
3月~4月頃、「無観客で配信すれば良いじゃないか」という意見をたくさん目にしました。
実際、私も「それはそう」と同意する面もありつつ「いや、でもそうじゃないんだよなああああ!!!」と生にこだわる自分もいました。だって生で観る芝居が一番だと思っているから。
単純に観客としては「カメラ」を介すことによって視点が固定される(自分が観たいと思う部分が観れない)という部分もその理由の1つではあります。でもそれ以外にも音響の音圧とか照明とか、演劇って意外と全身を使って楽しむものなんですよね(ということを4ヶ月ぶりに劇場で観劇した時に感じました)。
関係者が生にこだわる時、収益構造というわりと現実的な問題もそのうちの1つではあると思うのですが*4、「演劇はお客様が入って完成する」という言葉を口にしますよね。
こんなことを言うと「客の有無でモチベーションやクオリティが変わるのか!怠慢だ!」と仰る方もいると思うのですが(確かにモチベーションに多少なりとも影響があるかもしれないという前置きをしつつ)、お客様が入った時のあの空気、その日によって変わるお客様のリアクション、そういうものが作品を作り上げるうちの1つの要素になっているのは確かだと思うんです。
これ、恐らく同じ作品に対して複数回観る人とかは顕著に感じるんじゃないかな。
そもそも、同じ脚本と言えども人間が演じる限り、同じものを同じように演じるなんてことは土台無理な話なんですけどね。
すごくポエミーなことを言ってしまえば、演劇って劇場という空間に演者と観客が集まって、舞台上と客席で目に見えないコミュニケーションが行われているのだと思います。概念的な感じではあるのですが、それが演劇を演劇たらしめているのかなと思うのです。だけど「そうは言ってもこのご時世だからねぇ…」という堂々巡りで結局結論は出せていないのですが。
結局、配信だと観劇する気になるか?リモート演劇はどうなのか?
配信で観劇することに対して、私は「YES」です。ただそれは「オンライン」と割り切った上での「YES」であってやっぱり生の代替にはなりえない、と劇場通いを再開した身として感じます。
だって劇場での公演が始まったら迷いなくチケット買ったもんね。「配信あるから配信で良いや~」とは思わなかった*5。
どんなかたちでも新しい作品に出会えるのはとても嬉しいです、楽しいです。
逆にオンライン観劇の方が比較的チケット代が安価なので「気になってたけど観たことなかったなぁ」という団体や作品にも気軽に手を出せることにメリットを感じました。
ウィズコロナの時に劇場で公演をするにあたってマウスシールドをしながら公演をしたり、演者同士の接触を控えた演出に変更したり、無観客配信、一人芝居、朗読と現場は試行錯誤で作品を作り続けていると思います。
その中で生まれた「リモート演劇」も新しい演劇のカタチとして私は「アリ」だと思うんですよ。まだ正直慣れないけど。違和感ありまくりだけど。
でもこの状況下で「リモート演劇」だったり「配信」という上演形態や観劇方式は避けられないんじゃないかなって私は思うんです。
だから観客側もある程度「こういうもの」って割り切ることも必要なのかなと最近思います。作る側がどれだけ工夫出来るのかと観客側がどれだけ受容できるのかは、この業界が存続していく上で大事なんじゃないかなって。
私が比較的なんでも「物は試し!」という感じで受容していくのが早い方というのは大きいかもしれませんがね…。
ということで、約半年間リモート演劇見たりオンラインで観劇してた所感でした!
なにかあればマシュマロへ。他の人たちのリモート演劇やオンラインで観劇した感想とか知れたら良いなぁ。
現場がない間に刀ミュを観ました!
きっかけは、あの10日間連続の刀ミュ過去作無料配信。
本当はこれ、もっと前から書いていたのですが、なかなかまとまりきらずアップがこのタイミングになりました(笑)
実は刀ミュについては過去ニコ生でやっていた「阿津賀志山異聞(たしかトライアル)」と「三百年の子守唄」、源氏兄弟見たさで映像配信で買った「つはものどもがゆめのあと」のみ見た経験があったのですが、シリーズを通して観たことはなく。
周りの人も観ている人が多いし、おすすめもされていたのですが観ていなかったんですね。その無料配信で暇だしなぁと「葵咲本紀」を見ていたところ、
\やべぇ、理解できねぇ!!!!/
ってことがきっかけで改めてシリーズで見てみようと思った次第です。
刀ミュ好きな人、本当にごめんな!!!!こんなのがきっかけでごめんな!!
刀ミュに限らず、そもそも2.5次元というジャンル自体がどこか「原作を知っている前提」で進められることが多いという印象だし(あ、私自身は刀剣乱舞ユーザーですが)、シリーズが続けば続くほど過去作を観ていないと理解出来ない内容も含まれてくると思うんですね。
これはもうしょうがないかなって思うんですけど、個人的にはどのタイミングから観てもその作品として独立して楽しめると良いなと思っているんです。でもまぁ、刀ステしかり、過去作知らないと分からないなら見るしかないっしょ!ということでdアニメ契約しましたー。
感想としては「あ、楽しいわ」でした。
普段2部(ライブ)があったり、ファンサがあるような作品に行く機会があまりないので若干のカルチャーショックを受けつつ、そりゃ公演後のTLが喜々としたものになるなと…。
あと、カーテンコールまで徹底してキャラでいるのもすごいなと思いました。
これは沸いたぁ~!(よ●え)
軽率に夢女になってしまう…つらい…。
特に今剣がとても良い、素晴らしい。あれは癒し。
大変個人的な事情で申し訳ないのですが、正直なところミュージカルと銘打ってるものはどうしても「歌唱」を重視してしまうので、そこに不安要素があるものはどうしても観劇していて集中出来ないので避けている傾向があるんですね。
若手の人が多い作品はそこが自分の中でネックになっていてあまり積極的に観に行くこともなかったのですが、そうじゃなかった!!!
もちろん成長過程なのでこれからという人もいるだろうけど、公演重ねてからの成長率がすごい。あの成長率は若いキャストならではなのかなとも思ったりしました(もちろん本人の努力ありきだとは思いますが…)。
最新の公演になればなるほど、全体的なクオリティというかスキルも安定してきていて、成長が目に見えることがすごいなぁと思いました。
ストーリーについては分かりやすいし途中までは1作品完結型みたいな感じだったのでとっても観やすかったです。
元主と接触することによって生まれる葛藤だったり、刀ミュは「人」を通して刀剣男士たちが得るものっていうところに、とてもフォーカスした作風になっているのかなと思いました。刀ミュの刀剣男士たち、かなり積極的に人間に関わっていくなぁって思ったもん。
刀ステももちろん元主たちは出てくるし、そこで生まれる葛藤もあるんだけど、どちらかというと刀剣男士それぞれの逸話だったり「物語」にフォーカスしているような気がするんですよね。
そういう部分では原案を同じにしながら、テーマとしては近しいものを描きつつも違う色が出ているミュージカル、ストレートプレイ2作品とも見どころがあって、改めて「刀剣乱舞」というコンテンツの自由度の高さが魅力だなと思いました。
そして2部のライブの力は偉大!!!!
私は比較的カタルシスを抱えたまま劇場から出ても大丈夫なタイプなんですけど、ああいう2部でライブがあるタイプの作品は最終的に「めっちゃ楽しかったー!!」って気分で終えられるのが良い。
英語バリバリの歌を刀剣男士が歌うのはいかがなもんじゃい!と思うことはあれど、普通にかっこいいので許せてしまう(笑)
ちなみにここまで配信されている作品の曲の中で一番好きなのは「獣」です。
テンションがめっちゃ上がるし、キャラ(キャスト)のパフォーマンスも好き。あの好戦的な感じとか。
あと巴形と和泉守の「誰のモノでもない人生」。ジャジーな感じの曲調なのが良い。好き!
あと乱舞祭の時のカメラに抜かれた時のパフォーマンスが完璧すぎて
「アイドルかよっ!!!!!」って思わずツッコみそうになってしまった(笑)
元アイドルオタクの血が騒ぐんですけど冷静に考えて彼らの職業は「役者」なんですよね、ホントすごいね役者って…。
あとキャラ演じながらライブできるのがすごいんですよ、本当に。感心しっぱなしでした。
あとさー、2部の衣装が素敵なんだよね。
もう出てたらごめんだけど、いつか衣装だけを集めたフルカラー本とか出してほしいと思いました。
第一、第二、第三ってどんどん衣装形態が変わっていくわけじゃないですか。
キャラクターごとのモチーフを落とし込んだデザインである上に、ダンスをする時に支障を来さない可動域を確保し、かつ短時間で脱衣しやすいようなつくりになってるのがすごいなと…。
個人的にメイクもウィッグも、ビジュアルまわりはミュが綺麗すぎて羨ましい限りです、はい…(お察しください)。
ちなみにdアニメ、1つの動画が大体25~30分区切りなので刀ミュをdアニメで見ようとすると7パートくらいに分かれます。
パートが切り替わるごとにプツっと動画が切れるので感情の流れが都度切れてしまうのが少し難点かなぁとも思いました。
まぁ、長時間ずっと眺めない分、「今はここからここまで」みたいに合間合間で見れるのは結構手軽かもしれません。
そして余談ですが、双騎は映像配信が安くなっていたのでDMMで先んじて買って見たのですが、もともと源氏が好きだったということを抜いても面白かったのであとからBlu-rayを買いました(ありがとうアニ○イトの誕生月クーポン)。
<おまけ>
最後に見ながらメモ書きしていたものの一部(出せる部分だけ)を抜粋してここに掲載しておきます(時系列バラバラ)。どこらへんの感想なのか分かるかな?笑
・ゲーム内BGM使うんだ!?
・ステを考えると平均が若い若い…
・大きい階段のセット、分割されてるけどあれ開いてる時袖結構占領しそうだなって思った(笑)
・暗転した時の電飾の青がとってもキレイ
・階段、まさかの4分割!?
・視認性上げるために白い酒(仮)なの笑う、カルピス?
・血糊どうやってるんだろう
・いきなり歌唱力で殴ってくる太田基裕~~!!!!(しかもこれを短期間で仕上げてきたもっくん…)
・子育てする刀剣男士が見れる脚本すごい、というかその発想がすごい
・やっぱりあおさくはみほとせ履修マストなんだけども、あらすじが出ない刀ミュにおいて、なかなかの賭けな気もする
・ラップはじめる源氏兄弟は初見結構インパクトあったのでは(笑)
・はああああああ髭切のアイメイクやっぱ好きいいいいい普段使いしたいいいいいい!!!!
・刀ミュってピンスポ使うこと多いよね
・2部でステージの組み換えが変わってる…だと!?
・私の中で源氏兄弟に対する信頼が厚い
・三浦くんと大平くんのカメラ抜かれる時の表情づくりがアイドル並み完璧
・あのブンブン回すやつの演出毎回いいよね
・なんという歴史人物のオールスターゲーム(笑)え??超胸アツじゃない??歴タメLIVEかな??
・これは若くないときついですね…(鍛えてるだろうけど)
・役者が太鼓を叩くコンテンツ…
やっぱ来世は顔の良いメンズに生まれ変わってステージでバリバリのパフォーマンスして黄色い声援を浴びたいもんですな!!!!!!!
『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage -track.2-
『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage -track.2- @品川プリンスホテルステラボール 8/16 ソワレ
いやー!!!楽しかった!!!!!
ヒプマイについては初期の頃の楽曲を聴いてたぐらいで、キャラクターについてもなんとなくの知識のままに行ったんだけど、超楽しかった!!!!
(初心者にも分かる構成になっているのかを知りたくて、基本的に予習はあまりしていかないタイプです、ごめんなさい)
もともと音楽が好きなんだけど、舞台の楽曲もすごく自分の好みにマッチしてたなという感想。それゆえに、こんなにもコールが出来なくて辛いと思ったことはありませんでした…。コールあったら絶対楽しい曲ばっかりなんだもん…!
今回は客降りなしだったわけだけど、前回はあったんだっけ?あれで客降りあったら私死んでたと思う。
自分が深入りしていないジャンルなのであれなんですけど、キャラの再現度高くないですか??
個人的に全面的に演出が好きでした。
プロジェクションマッピング取り入れてる作品はこれまでも色々見てきたけど、まずステラのあの上手・下手の壁まで使って映してるのがすげええええ!ってなったし、照明演出もレーザー使ってて「THE ライブ!」って感じがして良い。
とにかくプロジェクションマッピングの使い方がすごい。
座席位置によっては見えないのはまぁしょうがないので正面でしっかり見たいね。
あと音楽重視の作品だからか、音響の低音ブースト効いてて身体にガンガン響くのが心地よいです。
逆を言うとスピーカー近くの人死にそうだろうなって気はしたんですけどね(笑)
音楽は席によって聞こえ方が大きく左右されるので、そういう意味でも席ガチャ大事な作品だなって気はする…。どこまでいっても席ガチャ。
ちなみにストーリーについては、多分ちゃんとキャラを知っている人が観たらしんどいところはあるのかもしれない。乱数とか乱数とか…。
そもそも観終わった後に「あー!!楽しかった!!」ってなってるのは最後のLIVEパートがあったからであって、おそらく本編だけで終わっていたら「おいおいここで終わるのかい…」ってドヨーンって気持ちで終わってた気しかしない。
最後にLIVEでぶち上がれたのは気持ちの面で楽だったなぁと思いました!
(普段からカタルシス強めの作品ばかり触れてるんだけど今は比較的明るい気持ちでいたいオタク)
<各キャラについて>
私があんステ見てないのもあるんだけど、推しめっちゃ踊るじゃーん!!
(あの衣装で踊るにはちょっと大変そうだなって思ったけど)
っていうか本当に幻太郎はまり役だなって思いました!!!!!元々ご本人が持っている雰囲気とか声質とか120%生きている…!!指先までぴーんとしてるの本当に良い。あとDon't Pass The Micの幻太郎の振り付け好きすぎるんだけど分かります???めっちゃ分かってほしい。
個人的に帝統が可愛かった。ステ見てより一層好きになるやつですわ。
パフォーマンスの時にすごく良い顔で客席に目線投げてくれているなぁって印象でした。あとラップもダンスもめちゃくちゃ上手い。すごい。
乱数は安定の可愛さですありがとうございました。
(足が細すぎてちょっと心配になったのはここだけの話)
あのキュルン♪ってしてる感じがとっても乱数。表情がガラリと変わるところのお芝居がとても良かったのでぜひ顔面アップで見てほしい。
独歩くんは出てきた時に社畜シンパシーを感じてしまった(笑)
ちなみに大千秋楽をニコ生で観てた時に最後のライブパートで抜かれた独歩がめちゃくちゃ独歩だったので円盤に入れてほしい。
先生は足がなげえええ!!!
2.5次元でやるにしては難しそうなキャラだなって思ってたんだけど何の違和感もない。
個人的に麻天狼のガオガオハンドサインを両手でやってる先生が可愛くて優勝でした。
一二三は全私がひれ伏した(荒木さんに対して)。
役の振り幅がすごいなー。外野からすると普段の荒木さんに一二三みたいな要素をあまり感じないのですごく新鮮だったし、客席への目線の配り方が素晴らしすぎて「うあああああ」ってなってた。
あまりにも衝撃でちゃんとしたことが書けてなかったんですけど、座席位置的にひふみがよく見えるところでしてね、客席の煽り方というか目線の投げ方めっちゃ好きでした。 https://t.co/pmqnrJnxit
— Siki (@riiin_stage) 2020年8月16日
アサクサは本当に良い人たち過ぎてみんな好き!
最終的に観ている人たちみんなアサクサ推しになるんですよ!!!あれは!!!(力説)
あとダンスの振り付けがすごく楽しいなぁって思った。
今年はお祭りがなくなってしまったので日本の夏を感じるアサクサの楽曲は日本人の魂を揺さぶる感じがして大変良きでした。結論アサクサ好き!ってなる。
ちなみに、アサクサの楽曲は円盤特典でつけてくれるんですよね???
個人的に観終わったあとの余韻が完全にミラステと同じ。
正直推しが出ていなければあまり触れないジャンルだったから、推しきっかけでこんなに楽しい作品観れてよかった~満足~っていう充足感がすごい。
役者で追ってることのメリットというか楽しいところってこういう作品との出会いだなぁと改めて思いました。
来年3月の再演も今から楽しみ!
その頃はマウスシールドもフェイスシールドもない状態で観れたら良いな。
(大千秋楽の最後の最後、シールド外してキャストが出てきてくれた時に乱数役の世古口くんがマスクしてないから後ろ向いて喋るね!って言った時にものすごく切なくなってちょっと泣きそうになったので…)
でもぶっちゃけ1席空きは思っていた以上に快適だから座席に関してはこれ以上慣れすぎると元に戻れないなって気がしなくもない(笑)
バクステ!3rd stage.
バクステ!3rd stage.@赤坂RED/THEATER 8/8 マチネ
4月、「この頃には舞台が観れるようになっていますように」と願いを込めて入金したバクステ!のチケット。
We!プレに入っていまして、納谷くんの出演情報をたまたま目にし、「バクステ」という単語にひかれ、調べたら私好みの内容だったというそれだけの理由でとったチケットでした。
観終わった今、こんなご時世ではありますが本当に、本当に、この作品を観ることができて良かったと思っています。
久々に笑って、ジーンとして、「やっぱり演劇って良いな」と心の底から思えるような作品でした。
とある公演の3日前から本番初日のスタッフルームを描いた本作。
結構舞台用語(比較的分かりやすいもの)が使われているのですが、ちゃんと途中途中で説明を挟んでいるのもすごく良かったです。
そしてテンポの良さたるや!!!久しぶりに「あれ?もう終わっちゃったの??」と2時間弱の舞台が体感1時間ちょっとに感じるくらいでした。
お金をもらってやっているプロの方々とは比べ物にならないのですが、自分自身、高校で演劇をやっていた身としてあの雰囲気とか初日3日前のバタつきとか会話とか、とても懐かしいなぁと思いながら観ていました。
そうです、仕込みのしわ寄せは大体照明に来るんです(シュートが終わらない)
(役者志望で演劇部に入り、オーディションに落ちて最初に任された仕事が照明で、卒業する頃にはすっかり裏方が好きになっていた人間です。人数が少なかったので制作も兼任していました 笑)
個人的に蓄光テープのくだりで、予め蓄光テープを切ったものをシート上に用意しておいたものが出てきて「うわああああ懐かしい!!!!本番近くになるとひたすら量産した蓄光!!!!!」ってなりました(ツッコミどころはそこではない)。
そしてなんと言っても魅力的な登場人物たち!
どの人も非常に魅力的なんですけど私個人としては西ノ園さん演じる舞監の毛利さんが好きで好きで。こういう人のもとでお仕事がしたいなって思いました(体質的にお酒が駄目なのであの飲みの文化どうにかならんのか…と思わなくはないですが 笑)。
あと髙橋さん演じる音響助手のミルキーと阿部さん演じる役者の豊。この2人は本当に最後に私の心を掻っ攫っていきましたね(笑)
わりと最後の方まで「こ、こいつ~~~!!!!」って思うようなタイプの子だったんですけど最後にはとても愛しい子たちになっていました。
出てくる全員が本当に愛しい。
そんな登場人物たちが舞台上で生き生きとしているので、どのシーンも印象的でこうして書きながらも「あぁ、あのシーンめっちゃ笑ったなぁ」とか「あのシーン胸アツだったなぁ」とか思うのですが、やっぱり触れなければいけないのは一番最後のシーン。
急逝した恋人を一人で静かに弔う、上坂くんのシーン。
セリフが一言もないのに、納谷くん演じる制作助手の上坂くんの想いが、気持ちのこみ上がりがものすごく伝わってきて心を打たれました。
恋人が急逝して初七日なんて、気持ちの整理も何もついていないと思うんですよ。それでも仕事場ではそんな素振りを見せず初日の幕が上がるまでひたすら目の前の仕事に打ち込んで、ほっと一息ついた時にやっと泣けたのかな。
あの初日祝いで差し入れされたであろう楽屋見舞いの箱の上に彼女から貰ったネクタイをかけて、余ったお弁当を並べてビールあけて向き合っている姿がどこか精進落としのようで、一層切なくなりました。
もうほかにも色々!色々書きたいことはあるんです!あるんですがまとまらんのでもう気になった人はDVD予約してください!!!(なんというダイマ)
あ、あとこの作品、演劇だけじゃなくて「仕事観」にも通じると思うので社会人におすすめしたい作品でもあります。
「お金をもらって仕事をする」ということ、自分も一社会人としてお客様や会社に対してそういった姿勢で仕事出来ているんだろうかって猛省したし、勉強のためだからとお金をもらわず個人的に引き受けたものもあってちょっとギクってなったし…(だからといって現段階でお金を貰おうとは思わないんだけども)。
~舞台裏にも「スタッフ」という、演劇人がいる。~というキャッチコピーのとおり、演劇は観客から見える部分以外にも多くの人が携わっていて、その一人ひとりの力があって公演ができるんですよね。
今は「密」になれませんが、そんな多くの人が携わって「密」になりながら作品を作っていくのが演劇の難しさでもあり、楽しさでもあり、醍醐味だと思っています。
私がまた演劇に携わる時に役者と裏方どっちやりたい?って聞かれたら多分「裏方」って言うんじゃないかな。裏方、楽しいですから。あー、また演劇やりたいなー!!!
これは部活で使ってた用語集の一部
エリスポに「エリー」という愛称をつけていました(笑)
科白劇 舞台『刀剣乱舞/灯』綺伝 いくさ世の徒花 改変 いくさ世の徒花の記憶
科白劇 舞台『刀剣乱舞/灯』綺伝 いくさ世の徒花 改変 いくさ世の徒花の記憶@品川プリンスホテル ステラボール 7/26マチネ
とにかく千秋楽まで何事もなく無事に終えられたこと、何よりでした。
実はTwitterで通知が来るたびにビクビクしてた私…(笑)
今回は「科白劇」ということで「科=しぐさ」「白=せりふ」で表現するお芝居でした。
発表があった当初は朗読劇的な雰囲気になるんだろうかと思っていたら、まぁいつもどおりの「刀ステ」!!
初登場のキャラクターもみんな再現度が高いし、「本当にこれを2週間弱で??いつも1ヶ月くらい稽古があって仕上げるものを2週間弱でここまで仕上げたのか!?」ってちょっとびっくりするくらい。
厳密に言うといつもどおりなことはあまりなくて、接触を限りなく減らした演出、OP・EDの歌唱・ダンスなし、マウスシールド着用…とかなり制限があるものでした。
でもあの刀ステの雰囲気はそのままに、今この時だからこそやれるものを届けてくださったのだということを強く感じました。
そして講談師を“特殊な刀装”という設定で組み込んで、戦闘のシーンを講談で盛り上げるというものもすごく新鮮でした。でもそれがとても刀剣乱舞という作品の世界観とマッチしていて、作り手側は本来の刀ステ演出が出来ないことに悔しい気持ちがあるのだろうと思いつつ、こんな状況だからこそ生まれた演出を観ることが出来たのは、イチ観客としてはとても演劇の可能性を感じるものでした。
本当はこの改変の物語について色々書こうと思ってはいたのですが、今回は純粋に作品としての感想を書くのが難しいので、書きたいと思ったところだけピックアップして書くことにします。
今回、観客側の感染拡大防止策はもちろんのこと、舞台上の演者もマウスシールドをした上でソーシャルディスタンスを守った演出になっていました。
今公演をやっているどの作品も「密」にならないよう気を配ってはいるだろうけど、あそこまで徹底して演者同士の距離を取っている作品はあるのだろうか…と思ってしまうほどです。
立ち位置も舞台セットの上段・中段・下段を使い、演者同士の距離を取る、対面での芝居を避ける。
そして映像だと分かりづらいのですが、出捌けも極力袖を分けてしており徹底的に接触を避けた導線が引かれていました。
刀ステ名物の「殺陣」も演者同士の接触を避けるため基本的にはバックのスクリーンに遡行軍を映し、それぞれ刀剣男士が一人で立ち回りをする。
ちなみにこの戦闘シーン、いつもより照明演出が強くて、サスを効果的に使うことで躍動感を出していたのだろうと思います。
本当にこのサスがめっちゃくちゃ!!!キレイでして!!!ぜひ引きの映像で見ていただきたい!!!!(いつものごとく照明への熱い思い)
※ちなみに「サス=サスペンションライト」のことで舞台上にあるバトンと呼ばれる装置に吊られている照明のことです。
「今はこういう演出じゃないと安全性を確保してできない」は、裏を返せば「今だからこそ見れる演出」でもあるわけです。
そういう意味では冒頭で書いたとおり「これはこれで作品として面白いな」と思ってしまったのですが、コロナ以前の作品の映像を見ていると「密」だからこそ生まれたものがあり、言葉だけでは表現しきれない、身体の接触から生まれる芝居もあるので、そういうものがどうしても表現として難しくなるのは心苦しいなとも思ってしまう自分もいます。
公式から出ている稽古から開幕までのドキュメンタリー映像はこちら。
【ドキュメンタリー】科白劇 舞台『刀剣乱舞/灯』綺伝 いくさ世の徒花 改変 いくさ世の徒花の記憶 ※“綺伝 いくさ世の徒花”に取り消し線入る
そして歌仙役の和田琢磨さんはじめ、演者の皆さんの大千秋楽カーテンコールでのお話。
特に和田琢磨さんについては、今まであんなにも言葉を詰まらせながらお話しされる姿を見たことがなかったので、最後の挨拶にとても心打たれました。
ラジオでも和田琢磨さんが仰っていたのですが、今回メインに同年代のキャストもいなければ出演回数重ねたキャストも少ないんですよね。その上、2週間弱という短期間で仕上げなければいけない、常に感染に気をつけなければいけない、そんな公演の座長という重責たるや…。
本当に「お疲れさまでした」の一言に尽きる。
おまけのオタクの叫び
山姥切長義~!!!!!私はこういう長義が観たかったんだ~!!
「右の頬を殴られたら…?」のくだりとか、脚を組んで椅子に座る姿とか、THE 長義!!!!
ガッツリ戦う長義が見れて嬉しかった。あと歌仙が敵に押されている時に颯爽と駆けつけ「遅れてすまない!」と助太刀する姿のかっこよさたるや!!!!!!
正直慈伝の長義くんはコンプレックスの塊だったしコミュニケーションも上手く取れていなかったから、改変で難なく部隊のみんなとコミュニケーションを取れていてびっくりしたのはここだけの話(笑)
梅津くん、4月も5月も出演する作品が中止になっていてツイートでも目に見えるほど落ち込んでいたので外野ながら心配していたのですが生き生きと芝居しているのが見れて私は安心したよ!!!!(お前は梅津の何なんだ)
歌仙さんについては、ここまで感情を表に出す歌仙さんを初めて見たなと思いました。
今までの歌仙さん、人見知りゆえの不器用さもありましたが、わりと他の仲間たちを諭したりする役割をしていたことが多かったと思うんです。
でも忠興様、ガラシャ様のそばで温かく見守り「三斎様」「玉様」と呼ぶ姿は本当に元主とその奥方を愛していたのだなと。
ゆえにガラシャ様の最期のシーン、あんなにつらい叫びを上げながら斬り合うところも、涙しながら自分の袖で刀を拭うところも言葉を選ばず言うのであれば「歌仙らしくない」のかもしれないのですが、初めて歌仙さんの中心の部分を垣間見た気がしました。
個人的お気に入りシーンは「無作法者がぁ!!!」で刀を振り下ろすところです。
私の初期刀なんですがこの刀ステでより歌仙さんのことが好きになったし、久しぶりに自本丸に帰還しました(笑)
ガラシャ様、思わずステラボールに大劇場の大階段の幻影が見えた。
七海ひろきさん、宝塚退団後初めて女性役としての出演、かつ刀ステ初の女性キャストという役どころだったということで色々大変なこともあったのかもしれないと思うのですが本当に本当に素晴らしくて。
華がある人ってああいう人のことを言うんだなということを強く感じました。
もう何よりも立ち姿が美しいんですよ。出演者の中で唯一の女性というところの話ではなく、本当に姿勢が良いし立っている姿に自信が満ち溢れていて…。あまり性別で括るのはナンセンスだと思ってはいるのですが、屈強な男たちの中で埋もれることのない、女性ゆえの力強さを感じるガラシャでした。
ここに書いていないキャラクターもどれも本当に魅力的で、今回のメンバーで「綺伝」を観れる日が来ることがとても楽しみです。
この先どうなるんだろうと絶望していた4月、5月。
手探りながらなんとなく兆しが見えてきた6月。
細心の注意払いながらも徐々に動き出した7月。
灯火を消さないでいてくれてありがとう。