修道女たち

修道女たち本多劇場
11/3 夜公演を観てきました(文化の日だからね!)

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ケラリーノ・サンドロヴィッチさん作・演の「修道女たち」。
たまには2.5次元以外の舞台が観たい
たまには推しが出てない舞台も観たい

ということで、ステージナタリーで物色してたところ、役者さん方の白塗りのお化粧と作品の雰囲気に惹かれ半ば衝動的チケットを取りました(ストレスフルで精神状態が危うかったのもある 笑)。

natalie.mu

 

実はケラさんの作品は初めて観る状態だったので「とりあえず宗教っぽい、私が好きそうなテーマかも」というだけで、自分と合うのかも分からないまま半分不安に思いつつ劇場へ。

本作はタイトルの「修道女たち」というところからも分かるとおり「宗教」をテーマにした作品。
スパッと終わるようなエンディングよりは「ん?ん??」と、観た側にちょっとしたモヤを残して終わるタイプかな(私だけですかね…)。
でもすっごく私好みでした、そういうの大好きです!!!
おそらく「メリーバッドエンド」と呼ばれる部類かもしれません。
(登場人物の視点によってハッピーエンドかバッドエンドか解釈が分かれるもの)

シリアスなシーンのはずなのに容赦なく笑いをぶっ込んでくるのでコメディーなのか??と思いきや、その影に大きなテーマ、思想が含まれているのだなぁという奥深いものでした。
修道女って「清貧・貞潔服従の三つの誓願を立て神にお仕えする女性」なのですが、それを前提にしてこの作品を観ると、面白いと思うんです。
俗っぽいところから離れた人たちのはずなのに、それぞれの人間としての色が見えるのが。

決して分かりにくい作品ではないと思うんですよね。
観る側に全部材料は「これ」とある程度渡されていて、それをどう解釈するか感じるか委ねられてる感じ?まぁ大概の芸術作品ってそういうものだと思うのだけれど。

「神様」っているのかとか
「信仰心」ってなんだろうとか
「人を信じる」ってなんだろうとか
「罪」ってなんだろうとか

もう私、こういうの語彙力なくて全然書けないんですけど(笑)
ケラさん作品が好きな方々がTwitterでとても語彙力溢れる感想を書かれているのでぜひ、そちらでご確認ください!!!笑


それと、作品の内容だけでなく役者さん方がやっぱりすごい。洗練された何かがある。
決して尖ったものがあるわけではなくて。いやキャラが濃いからそれなりに尖ってはいるのかもしれないけれど(笑)
でも過度な主張がなく、「そこにその人物が存在していることが当たり前のように感じる芝居」ってなかなか出来ないと思っていて。
しばらく若手中心の舞台ばかり観てたし、ジャンルもアイドルに近いキラキラしたものだったから「あー、俳優として長い間培って来たものがある人の芝居は味があるってこういうことなのかぁ」と思うのでした。


終演後、確固たる「これ」といった感想とか想いは自分の中にまだ生まれてなかったのにこうやって書き出して反芻するうちにじわじわと出てくる感じがたまらないですね!

あと本多劇場みたいなキャパの小さい舞台だとお芝居が生声で良いなって思います。最近ワイヤレスマイクの舞台ばかりだったもんで、あの舞台ならではの発声を直に感じることが出来てなんか良いなって思いました!


こぼれ話ですが、久しぶりに下北沢を訪れて。
下北沢って演劇の街として有名で色んな小劇場があって、古着屋さんとか、おしゃれなカフェとかあって、ファッショナブルな人とか、アーティスティックな人とかすごく混沌としていて、そんな街が愛おしいなって思いました。よく高校時代に寄り道してたんですよ~。ヴィレヴァンとかものすごく思い出深い場所です。

今再開発されている場所って「洗練されたデザイン」とかが流行りっぽくて、みんなきれいなんですけど、私はこういうごちゃっとした街に佇むのが結構好きだったりします。

 

公演の前に立ち寄った「Cafe Normale」さん。

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パニーニの種類が豊富で選ぶのに迷っちゃいました(笑)
外はパリッ、中はふわっとした食感がたまらなかったです!