とあるオタクの推し事(過去を振り返りながら)
先日こんなツイートが話題になっていました。
「一生応援します!」と手紙をくれていた人が、気づけば他の人推しになっていた…なんてのはザラにある事で(笑)だから「一生」という言葉には何の説得力も感じないのだけれど、その瞬間「永遠」を感じてくれた事が真実であるならば、そこにはとてつもない価値があると思うんですよね。
— 諏訪部順一 Junichi Suwabe (@MY_MURMUR) 2019年5月26日
確かに気持ちは移ろいやすいものだから「一生」は約束できないし、一生と言っていた人が数日後には推し変してるかもしれない。
そんな中で「永遠を感じてくれたことに価値がある」って諏訪部さんの考え方、本当に大人だなぁと思いました!
ちなみに私はどんなに好きで一番応援していても
「一生」って言葉を使わないようにしています。
それはすでに一生がないことを知っているから。
実は昔、同じように応援してた人がいたんだけど、今は追ってないんです。
これが、私が「一生」という言葉を使わない理由。
あの時は自分が未熟でその人を精神的な頼りにしてしまって、何かあった時にすぐポッキリいっちゃいそうな感じだったんです。
でも自律するようになったら自然とその人への執着が消えて
「あ、もうなんか違うな」って思うようになってた。
まぁ、要は「大人になってしまった」んですね。
確かにその人のことは大好きで、応援してて、その人のCDは全部(初回版A・B・Cも通常版も)買ってたし、掲載雑誌全部買ってたし、ライブにも行って、ライブDVDも買って、ラジオも毎週聞いて、ラジオにメールも結構送ったし、読んでもらったし、FCに入って、FCの掲示板に本人宛てにメッセージ書いたり、本当に何でもしてたの。
今の推しには考えられないくらいの積極性ですわ(笑)
そもそも中高時代にお年玉とお小遣いでよくやりくりしてたもんだ…。
自分は元々興味が移ろいやすい性格だから
「今はこんなに必死になってるけど、いつかバイバイする時が来るんだろうな」
なんて客観的に思っていたけれど、でもその時はその人のことしか頭になかった。
(そして若干リアコにも片足つっこんでた)
バイバイした時点で自分が精神的に安定して成長して自立するようになって私生活にもやりたいことがたくさんあって、ある種「依存状態」になっていたものが解消されたんだと思うんですね。
本当にあの時は精神的に未熟で子どもで、推ししか心の拠り所がなかったんです。
もちろん“一生分”推した元推しのことは今でも大切な存在だし、自分の生き方や考え方を大きく変えてくれて、ぶっちゃけ彼の存在がなければ今生きてないレベルの命の恩人だと思うくらいの人ではあるけれど(ほら、これ自体がものすごく重いww)
そ~んな重い想いを推しに背負わせるにはきつすぎるでしょ?って考えられるくらいには大人になりました。
まぁそこである意味“一生分”推した私は、その後別の界隈に推しが出来てもそこまで熱を入れることもなく。
自分の生活に見合った推し方をするようになったし、のめり込まないようにストッパーをかけるようになったわけです。
ちなみに「りさ子のガチ恋♡俳優沼」でもりさ子がああいう展開になったのは「自分を知ってほしい」という本当に単純な思いが発端だと思うんだけど、その底にあるのは「自己肯定感の低さ」とか「社会的な立場(職場)での充実感」とかが足りてなくて、推しという存在に“依存”していることが大元の原因なのかなって思ったりするので。
追おうと思えば、いくらでも追えるよ。
でもそれをすると「依存」になってしまう可能性があるから
私は私であるように自分を律してる。
そして追いすぎると、あれもこれもってなるし、まわりと比べ始めて勝手に疲れるの。
せっかく好きになった推しのこと、こんなことで嫌になりたくないじゃないですか。
だから、私は、私のペースで推し事をする。
と最近、やっとこさ推し事のペースが掴めるようになってきたわけです。
決して推しの負担にならず、自分も推しを負担に思わないくらいの距離感で。
楽しく推し事していきたいね。
母親に言われたのが
「普通ならその年齢になって一生懸命追いたいって思えるものってだんだんなくなっていくと思うのよね。でも最近ってみんなそうやって追いかけて生き生きしてるじゃない?だから結婚や恋愛しなくても充実できる環境なんだと思うのよね」なんて言葉。
確かに。
推しがいたり一生懸命追いかけるものがあるってのは依存しなくなっても、なんだかんだまだ「大人」になっていないのかもしれない。
良く言えば感性が若いんですわ!!笑
まぁ、法律上成人になろうが社会的立場が“大人”にしようが人間そう簡単には成熟しないもんさ☆
大人になったらきっとこの夢からも覚めるんだろうか…。
そう考えるとそんな日は来なくて良いなぁなんて思ってしまう自分でした。