<回顧録>私と2.5次元舞台

2.5次元舞台について時々書く私。
改めて「私と2.5次元舞台」の関係について回顧録的なものを書こうかなと思って書き出してみました(完全自分の記録用)。

 



初めて「2.5次元」と呼ばれる舞台について知ったのがミュージカル テニスの王子様(テニミュ)」

それまで私は「2次元大好き!」タイプだったため、ミュージカルでやる意味とか、声優さん以外がキャラを演じる意味が正直分からなかった。

中学時代に友人が「ミュージカル 『テニスの王子様』 in winter 2004-2005
side 不動峰~special match~」のDVDを貸してくれて、興味本位で観たところ自分が想像していたよりもしっかり再現されていたし、役者さんもキャラに寄せようとしていることが伝わったし、何より「熱かった」

某動画サイトでネタにされているのも、まぁ目にする機会はあったんだけど、DVDで本編をしっかり見たら原作をリスペクトしているミュージカルなんだなってことが分かった。

この公演、実は主演の柳浩太郎さんが事故から復帰した時のもので、そんな事情も知らずに見てたんだけど、最後のコメントや役者同士が涙を流している姿を見てとても心を打たれたのを今でもよく覚えている。

ちょうどその頃にD-BOYSが結成されて、彼らが出ている作品や番組はよく見ていた。
美味學院」とか「DD-BOYS」とかがこのタイミングかな。

ただその頃のメインはアニメと声優さんだったのでのめり込むことなく大学生くらいまで時が経つ。

空白期間は私自身、高校演劇をやってたんだけど、無駄にプライドが高くて他人のお芝居を観に行かないあんぽんたんだったのでその話は割愛します(笑)
※他人のお芝居を観て勉強するのはめちゃくちゃ大事です


大学時代、何かのきっかけでテニミュ四天宝寺Bで白石を演じていた佐々木喜英さんを知り、「ミュージカル 黒執事(生執事)」を自主的に観に行くことに。
原作が好きだったことや、「再現度が高い」と初演の評判がすごく良かったので(ある程度のクオリティが保証されてないと手が出せないタイプ)。

結論「めちゃくちゃ面白かった」

確かに再現度が高いし、黒執事あのダークファンタジーな世界観が劇場いっぱいに広がっていて魅了された。あとみんな歌が上手い。
2.5次元作品だとどこか歌のクオリティはそこまででないという印象が強かったけれど、生執事に出ている人たちはみんな上手くて圧倒された。

だがしかし、まだハマらなかった(笑)


その間にたしか城田優さんのミュージカルソング歌うショーに行ったり、中河内雅貴さんが出てた「宝塚BOYS」観に行ったりしてはいたけど、まだハマってはいなかった。(っていうか観に行ってたものが2.5次元じゃないな…笑)
「ミュージカル 薄桜鬼(薄ミュ)」とか「舞台 弱虫ペダル(ペダステ)」については、宣伝動画とかチラ見して存在は知っていたし役者さんについてもなんとなく把握してるけど、ガッツリは観ていなかった。

どこで私の人生を狂わせたのか。

それは社会人になってから「舞台 刀剣乱舞(刀ステ)」の初演を観てからだった。
(実はその間に「ハイパープロジェクション演劇 ハイキュー!!(ハイステ)」も観てたんだけど以下略)

これも原作が好きで、舞台化すると聞いた時は「あんな!!神の領域の刀剣男士(イケメン)を三次元で再現できると!?」って感じだったんだけどビジュアルが解禁された時に、「マジか…本物がいるじゃないですか…」となったのは懐かしい思い出。

特に鶴丸国永をやっていた染谷俊之さんに惹かれてこの沼にずぶずぶっとしました。

染谷俊之、罪深い…。

めっちゃ鶴丸!!!!「あ、鶴丸生きてたらこんな感じなんだろうな」って思った。もちろん鶴丸だけじゃなくて他のキャラクターも原作キャラにものすごく寄せてくれていて感動した。
あと2.5次元って若手のかっこいいお兄さんたちが演じているのもあって、アイドル的なキラキラ感があるものなのかなって思っていた節があったんだけど、刀ステはストーリーも見応えがあって単純に「舞台作品」として楽しめたのも大きかった。

 

そんな感じで「染谷さんの舞台もっと観に行きたい!」と思い、社会人になって金銭的な余裕も出来たことも相まって舞台通いをするようになった。

ちょうど染谷さんが2.5次元からそれ以外の作品にもたくさん出るようになった時期だったから、言うほど染谷さんの2.5次元舞台って行ってないんだけどね(笑)

 

今まで、だれか固定の役者さん目当てで舞台を観にいったことがなく、たいていは題材が好きかどうかとか、知人が出てる舞台に誘われたからって理由で行ってたので、「役者さん目当て」で舞台を観に行くという体験が自分にとってはすごく新鮮だった。

自分が普段触れないような作品でも好きな役者さんきっかけで色んなものが観れて、自分に合うものもあれば合わないものも当然あるけれど、好き嫌いせずに観てみると「あ、こういうのもあるのね」って新しい世界を知ることができた。

あと、1人の役者さんが作品ごとに違った役を演じる姿を見ると「あ、こんな役柄も出来るんだ」とか「こういう役柄意外性があってすごく良い」とか役者さんに対する気づきもあったかな。


役者さんきっかけで2.5次元を観に行く時はやっぱり「原作ありき」だから、原作知らないと行きづらいなって思うこともある。そういうところが「2.5次元舞台の観劇ハードル」でもあるんだけど、私の場合はある程度予習してから行くようにしてる。
(運が良いのか私が好きな役者さんが出る作品は元々自分が知ってる作品だったり好きな作品が多いので予習の必要があまりないんだけど…)



だから「私と2.5次元舞台」という題にしておきながら「2.5次元舞台が好きなのか」と問われるとちょっと疑問符で、あくまで演劇のいちジャンルに「2.5次元があるだけで「2.5次元が特別好き」「2.5次元だから観に行く」ってわけでもないのが、今の私。

それは私自身が小さい頃から舞台とかミュージカルに馴染みがあったからなのかなと思っている。

ただ1つ言えるのは「2次元が至高!3次元(2.5次元)でやる意味が分からん!」っていう感じだった自分が、抵抗なく普通に2.5次元舞台を楽しんで観れるレベルになったってこと。

「✕✕が舞台化するの!?キャストも良さそうだし行ってみようかな」っていう気持ちで2.5次元を気軽に観に行けるようにはなった。

 

自分がそう思えるようになったのも、再現が難しい2次元のキャラクターや世界観を限界まで近づけて表現しようとしてくれる役者さんやスタッフさんのおかげでストレスなく舞台が楽しめたから。そしてその溢れんばかりの熱量で心を動かされた体験があってこそだと思う。

昔、どこかで抱えていた否定的な気持ちが自分の中で変わっていって「2.5次元は2次元を壊すものではないから安心して観れるようになった」というのが大きい。

0から創り上げることはもちろん難しいけれど、ある程度観客側にキャラクターのイメージが付いているものに合わせて創り上げることは、それ以上に難しい部分が多々あるはず。

それでも観た時に「あ、キャラクターが舞台上にいる」と思わせてくれるのは、役者さんの努力の賜物だし、そんな素敵な役者さんや作品に出会えたことが何よりも幸せだなって感じる。

 

ますます盛り上がりを見せる2.5次元舞台がこれから先の未来、どういう状態になっているかは分からないけれど、演劇という大きなジャンルの中でも「2.5次元でしか表現し得ないこと」や「2.5次元だからこそ良い」と言えるものに出会い、2.5次元舞台の可能性を目の当たりにして心を震わす体験が出来たら良いなと思う。

 

ちなみに2.5次元舞台の歴史については電ファミさんのこの記事にめちゃくちゃ詳しく書いてあるので、ぜひ読んでほしい。

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