現場がなく、かといって他の用事もないので最近の週末はひたすらdアニメやアマプラ消化月間になっているのですが、紆余曲折あって「陳情令」を見ました。
もうこれは率直に言って沼
公式YouTubeにメイキングまでアップされているものだからさらに沼
これほど「先を知らず、まっさらな状態で楽しんでください」と言いたい作品はないので、頑張ってネタバレしないように、ただただテンションが高い私の感想でお送りします。
<そもそも、なぜ「陳情令」に行き着いたのか、ざっとした流れ>
dアニメを漁っていた時に「天官賜福」という絵柄が好みのアニメを見つける
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視聴
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面白い!!!!
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同じ原作者の作品で「魔道祖師」というアニメもあるって?
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視聴
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面白かったけどよく分からん
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どうもドラマ版がアマプラで配信になるらしい
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よし見てみよう(全50話)
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はああああああああああ無理なにこれしんどいいいいいいいいいいいいいい
江澄!!!!江澄!!!!!!!!!!(イマココ)
ここまでの一連の流れ、なんと3週間です。
アニメ「天官賜福」が12話、アニメ「魔道祖師」が23話、ドラマ「陳情令」が全50話。
時間*1にするとなんと3090分!!!!
つまり51時間30分を費やしてイマココです。
朝から晩まで働き詰めの社畜、大体21時 or 22時くらいまで仕事してるんですけど、一体どこからこの時間捻出したんですかね…。まぁ、睡眠時間ですね…。
あと推しへの手紙を書く時間ですね…。(はよ書け)
最初は「50話もあるの!?」と、いつ見終わるのかも分からず軽く絶望したのですが、見始めたら止まらない止まらない。
40話あたりになったら「やだ…あと10話しかない…。でも先を知りたい…。」という葛藤に苛まれました。これが沼。
身も蓋もない話ですが、なんといっても男女ともに役者の顔が良い。美しい。完全に目の保養です。
衣装もひらひらしていて戦闘シーンが映えるし、ストーリー自体、世界観がしっかりしているので、ある種「中国のファンタジー大河ドラマ」みたいな感じで楽しむことが出来ます。
ドラマ「陳情令」は「魔道祖師」を原作としてドラマオリジナル要素が入っているそうなのですが、原作は中国のBL小説です。
色々あって(お察しください)ドラマもアニメも“ブロマンス”描写に留まっているのですが、その分普段あまりBL作品を見ない自分でも“熱い男の友情物語*2”として十分に楽しめました。
アニメを初めて見た時は一人に対してどんだけ呼び名があるんだよ!世家の名前?地名?聞き馴染みがない言葉ばかりでもう分からん!みたいな感じだったのですが、ドラマは毎回登場時に名前を表示してくれていたのと日本語字幕があるおかげで、だいぶ理解がしやすかったです。
ちなみに配信会社は「ブロマンス」という部分を押し出して色々宣伝してたけど
視聴後の私としてはひたすら地獄を見続けた感じが否めない。
ブロマンスだけどカタルシス要素が強いよ…。
TRUMPシリーズが好きな人はきっと好きなタイプだろうなと思います。何度私の頭の中でライネスが流れたか分からん。
アニメを見ていたので放送されている部分までは展開が分かっていたけれど、それでもドラマの15話以降から続く地獄に、「いつ、いつになったら抜け出せるのですか…」と何度も停止しながら見ましたよ、ええ。特に32話が一番きつかった。
このお話のメインは魏無羡(魏嬰)と藍忘機(藍湛)の二人なのですが、ED曲「无羁」が劇中では「忘羨」というタイトルになっているのも胸アツ。日本語訳歌詞も全編見終わってから改めて読むとウッ…ってなること請け合いです。
そして魏無羡と藍忘機の二人ももちろん好きなんですが私が誰よりも一番感情移入をし、幸せを願ったのは江澄なんですよ!!!!!!江澄と書いて「ジャン・チョン」と読みます!!!!視聴中、二言目には江澄と言ってしまうくらい好きなキャラクターなんですよ!!!お願い誰か分かって!!!!
THE不器用で、登場人物の中ではある種、一番凡人なんです。
劣等感、恨み、宗主の立場、それでも義兄弟として一緒に育ってきた魏嬰を想う心、色んなものに雁字搦めになってしまった、魏嬰よりも作中救いがない子かもしれません。
だって魏嬰にはたった一人だったとしても知己といえる相手(藍湛)がいるんだもんね。
どうか江澄が幸せになるスピンオフをください。お願いします。
(あとこれだけ言わせてほしいんだけど江澄役の汪卓成氏がのすけ(松村龍之介)にしか見えなくて出てくるたびに「のすけ…」ってなってしまったのはここだけの話)
🐰場面カット🐰
— ドラマ『陳情令』公式 (@TheUntamedJP) 2021年3月6日
陳情令 scene 005
第2話 「再びの大梵山」より#江澄 #ジャン・チョン#江晩吟 #ジャン・ワンイン#汪卓成 #ワン・ジュオチョン pic.twitter.com/YIkHT0aE7A
汪卓成氏があまりにも気になりすぎてWeiboのアプリ入れて早速フォローしたのもここだけの話(笑)
そういえば、視聴後に調べて初めて知ったのですが、ドラマ内の役者さんの声はすべて「吹き替え」だそうです。陳情令の中国語wikiには吹き替え声優さんまで記載されていました(「配音」の欄ですね)。
知恵袋様様ですわ…。中国語でwiki読もうなんて頭なかったもんな…。
自国のドラマで実写なのに吹き替えをしているのはなぜ???役者さんのセリフの言い方も含めてお芝居なのでは???と思ったら中国においてドラマの吹き替えは一般的なんだそうです。お国事情&効率を究極的に求めた結果のようで、これはかなり衝撃的でした。
魏嬰の声好きだなぁと思ってたら役者さんとは別の人の声だったんですね…。
でも全員容姿と違和感なくてびっくり。
ゆえに役者さんの地声を知るためにはメイキングを見るしかないってことなんですねー。そしてギャップにやられてしまうところまでがワンセット。特に忘機なんて劇中であまり笑顔を見せない分、メイキングで笑っている王一博氏を見るとギャップが半端ない。
しかも魏嬰役の肖戦氏に対して「战哥、弟弟爱你」って言っている姿を見た時には「ヂァング、ディディアイニイイイイイイ???」と思わず私が復唱してしまいました。可愛いかよ😇
ぜひ皆さんも陳情令を見て一緒に地獄に落ちてください★
ネタバレ含む私の思いの丈は以下のふせったーに
https://fusetter.com/tw/0B7DUEzE
Twitterでもがいていた私は以下にまとめています
https://min.togetter.com/47cRZuA
<取るに足らない話>
どうしても乙女心を捨てきれない私は魏無羡の優しさとカッコよさにメロメロ(死語)になってしまったんだけど「でもお前の“知己”は藍忘機だもんな!!!!」というところでいつも現実に戻されました。幸せになれよ…。
なお、オリジナルに勝るものはないので基本リメイクはいらないと思っているけれど妄想が許されるのであれば推しには金光瑶をぜひお願いしたいなと思いました(すぐそういう役どころをあてがう)。
多分、原作の最後までドラマで描ききってるだろうし、日本みたいにオリジナル続編が作られることもないだろうから新しいものはないんだろうけど、全編日本語吹き替え版の制作が決定したそうなので、同じ内容を日本の声優さんのお芝居で楽しめることを引き続き楽しみにしていようと思います。
リアルタイムでハマれないと新規の供給に沸くことも出来ず、ひたすら今あるものを味がなくなるまで吸い続けることしか出来ないことが最近多すぎてつらいでええええす!!!!もっとリアルタイムで追えるくらいのアンテナがほしい!!!!!