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ドラマ感想文:流星花園2018

NETFLIXで配信している流星花園2018」(原題:流星花园2018)を見ました!
これ、「花より男子(花男)」を原作としていて、2001年に台湾で放送された「流星花園」のリメイク版なんです。台湾って日本より先に花男ドラマ化してたんですよね。
1話45分、49話。さすが中国ドラマ、安定の長さよ…(笑)

 

画像引用:Weibo公式アカウント

メインビジュアル左から、道明寺司(ワン・ホーディー)、牧野つくし(シェン・ユエ)、花沢類(グアン・ホン)、美作あきら(リャン・ジンカン)、西門総二郎(ウー・シーザー)です。

みんな美しくてこの時点で目の保養ですよ。

ちなみに登場人物の名前は

道明寺司 →道明寺(ダオミン・スー)
牧野つくし→董杉菜(ドン・シャンツァイ)
花沢類  →花泽类(ホワズー・レイ)
美作あきら→冯美作(フォン・メイズォ)
西門総二郎→西门彦(シーメン・ヤン)

という感じでほぼ日本と同じ文字を使っています。さすが漢字圏の国同士。

 


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中国ドラマに慣れている皆さんはすでにお察しかと思いますが、本作も役者さんの声はすべて声優さんによる吹き替えです。
(※広大な土地を持つ中国では地域によって使う言葉の違いが大きいため、国内のドラマであっても、いわゆる標準語である普通話が話せるプロの声優さんが吹き替えを行うことが多いです)

 

<多分こんな人におすすめ>

花男シリーズが好きな人
・一途なアプローチにキュンとしたい人
・結ばれるまでのハラハラを味わいたい人

 

個人的満足度
★★★★☆(4.0)
→完全に49話いらなさすぎて48話をもう少しキレイにまとめてもらってそこで終わってたらもっと高評価だった!笑
 でも原作の花男の要素は残しつつ、新しいストーリーとして楽しめて大満足。
 あとキャストみんな顔がいい(大事)

 

もう放送から4年経ってるし、花男の展開を知っている方も多いと思うのでネタバレして書きますね!読みたくない人はここから先、すっ飛ばしてください!

あ、すっ飛ばす前に一言。

後半に出てくるバラの本数、よく覚えて中国でその数字がどんな意味を持つのか調べることを強くおすすめします。

 

 

 

 

これまで韓国・タイと花男のリメイクを見てきましたが中国が一番設定を変えてたんじゃないかな?ってくらい日本版や他の国のリメイクと大きな違いがありました(※台湾版はまだ見れていないので…ご容赦ください…)。

それがこれ!(あくまでドラマ版準拠の比較)

・いじめがない
・そもそも高校生ではなく大学生の設定
・つくしが言うほど貧乏ではない
・つくしに弟がいない
・道明寺がバカじゃない(バカじゃないがピュアではある)

 

そう、いじめがないんです。花男なのにいじめがない。

正直いじめのシーンは見ていて気持ちが良いものではないので、いじめのシーンがないのは精神的に楽でした(※陰口叩かれる程度はある)。

でも道明寺とつくしの関係って“庶民狩り”があって始まるのでは?と思う方も多いと思うのですが、そこは上手いことアレンジしているのでご安心を。

 

おそらく各国の花男の中で一番話数が多い*1ので、つくしと道明寺がくっついたと思ったら離れるし、なかなかもどかしいです。本当。まじ。視聴済みの皆さんは「いい加減、くっつけ!!!!!」って言いたくなってしまう人も多かったのでは?(笑)

あと、設定が大学生ゆえに結構ギリギリを攻めるシーンがあるので親の前で見るのは若干気まずいなと思うシーンが少しだけありました(結局ど健全で終わりましたけどね)。

 

 

さて、ここからが本題なんですが

彼ですよ、彼。

画像引用:Weibo公式アカウント


そう、レイ(花沢類)です。

 

タイ版を見終わった後は「まじでガウィン(西門)やばい」って言ってたんですけど、中国版は「マジでレイ(類)やばい」です。

レイのこと好きにならない奴いる?いねーよな!?です。

どの国のバージョンも花沢類って全女子の憧れみたいなところあると思うんですけど、中国版は韓国版と並ぶくらい私の中でダントツ花沢類が好きです。

 

レイ、他の国の花沢類と比べるとちょっと頼りなさげで、掴めなさが半端ないんですけど、シャンツァイ(つくし)への愛が半端ない。

スー(道明寺)を追いかけて1人でロンドンに行ったシャンツァイから電話が来ないからって心配になってロンドンまでかけつけてくれる男!!!!これぞピンチの時の花沢類!!!!他にも要所要所でシャンツァイを助けてくれるレイ!!!!!
※タイ版で外国に行くシーンがないのはコロナの影響で海外撮影が出来なかったからと見ている

正直、中国版はいじめがない分「ピンチの時の花沢類」感がちょっと弱いんだよなー、これじゃただの三角関係なのよ…と序盤は思いつつも後半すごく頑張るのでそれで許してしまった(許すとは)。

レイに関しては最後の最後まで「結局それは恋愛感情だったの?」「二人のアシストをするためだったの?」みたいなところがあったので、見ているこちら側も手のひらで踊らされている気分だったのですが、前者の方が個人的には好みなのでそう解釈しておこうと思います(笑)

 

あとね、西門さんですよ!!西門さん!!!!

画像引用:Weibo公式アカウント

優紀(小优/シャオヨウ)と結ばれないの日本版だけなんじゃない?ってくらい外国版はみんな西門さんと優紀ちゃんをハッピーエンドにしてくれるよね😭なんだい、みんなこの2人を幸せにしなくちゃいけないという使命感でも持ってんのか…?笑

最初「あ、この2人もダメなんか…」と思っていたらまさかの展開で万歳してしまった!でもこの2人のアレンジの仕方はタイ版がめっちゃ好きでした。中国版も良かったけど。(完全に余談だけどタイ版西門さんのメガネは中国版から来たのかなって思った。ぐっじょぶ)

 

 

長いけど話もそこまで重くないのでサラッと見れるので、ぜひ見てほしいドラマです。

直近で見たタイ版の花男は、道明寺とつくし自身が困難に立ち向かい自分の手で望む未来を手に入れたという感じが強く出ていたのに比べて、中国版は本人たちというよりも周りの人たちの協力のお陰で2人が幸せになったという描写が強いように思いました。これは「家族と友達を何よりも大事にする」と言われている国民性が出ていそうですね。

 

 

超余談

我が家はネトフリをTVで見ているのですが、リビングで見ていたらなぜか父も一緒に見ていてほぼ全話一緒に完走しました(笑)
そんな中で交わされた会話が上記のツイートなんですけど、やっぱり髪下ろしてた方が良いよね???私は髪下ろしてるスー(もといワン・ホーディーくん)の方が好きです。

 

 

OSTはこちら↓

 

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*1:台湾版は1stシーズンと2ndシーズン合わせたら54話になって最長