ひといろ

舞台の感想とか推しの話とか

私がアイドルを好きな理由

小学生の頃、ハロプロのアイドル(主にモー娘。)にハマった。
幼い頃の私にとっては憧れの存在だった。実はFCに入って親と一緒にコンサートに行ったこともあった。

 

時を経て高校生の頃、K-POPにハマった。
少女時代、KARA、SuperJunior、SHINee、T-ARA…いわゆる「第2世代」と言われるグループ。日本のアイドルとは違った“かっこよさ”があった。

 

社会人○年目、人生で初めてジャニーズにハマった。
中学生の頃、周りにジャニオタしかいなかったのに全然見向きもせず、ある日突然「YouTubeアーティストプロモーション」の動画広告で知ったSixTONESにハマった。
もしかしたらそれまで抱いていた漠然としたジャニーズへのイメージに対して“ジャニーズらしさ”があまりないのが入りやすかったのかもしれない。


そして時を経て今、またK-POPに戻ってきた。オタクは一生オタクから抜け出せないことを実感。


そんなこんなで、ベクトルは違うけれど私の人生の要所要所にはアイドルの存在があります。

元々音楽が好きで、邦ロックを聴いていた時期も洋楽を聴いていた時期もV系を聴きまくった時期もありました。私自身、歌うこともダンスも好きなので、小学生・高校生の部活動でダンスやったり(正確に言うと高校は演劇部)、中学生の時は軽音でボーカル、大学生の時はアカペラサークルと趣味の範囲でやってたんですよ。

そこまでしてたのに、アイドル目指さなかったのは普通に容姿がアイドル向きじゃなかったからですね(言ってて悲しくなるな)。あと単純に自分が“芸能人”になるような器でないと思っていたからです。精神面も体力面も。

 

だからアイドルってどれだけ自分が年を重ねても年下の子がデビューしても、私にとっては永遠に“憧れ”なんだろうなって思います。

アイドルって「疑似恋愛」の対象として見られることもあるし、世の中にはそういう部分を求めていることが多いのかなとも思うんです(私も妄想くらいはする)。けど、私にとっては男性でも女性でもステージで多くの人を魅了するパフォーマンスをするアイドルは憧れの対象なんです。

そんなアイドルたちが放つ「キラキラ」が好きなのですが、これって別にカメラに向かってウィンクしたり、目を見張るような容姿の良さに対してトキメクことを「キラキラ」と表現しているのではなくて、自分の表現しうるすべてを持ってパフォーマンスしている姿がキラキラ輝いて見えて好きなんですよね。だからバチバチにキメてるパフォーマンスでも私にとっては「キラキラ」見える。すごく感覚的な話で申し訳ないんですけど…(ちなみに私の16Personalitiesの診断結果は「INFP-T」です。お察しください)。

 

芸能人の中にもモデルや俳優って色んなお仕事ありますけど、アイドルのキラキラって、やっぱりアイドルしか出せないんだなと思っていて。最近は2次元でもアイドルコンテンツが流行っているし、いわゆる中の人がコンサートやったり、若手俳優がアイドル的な扱いされたりすることありますけど、私個人としてはそこにアイドルのキラキラはなくて、キラキラはあっても別物なんだなと感じています*1

 

そんなアイドル特有の「キラキラ」ってどこから来るんでしょうね?(「知らんがな」って声が多方面から聞こえる気がする)

日本だと男性アイドルは比較的息が長い印象があるのですが、一般的にアイドルは「活動に限りがあるもの」という儚い存在として認識されているから、若さを武器に出来る短い期間が彼らを尚の事キラキラさせるんだろうかとか思ったり…。

かと言って年齢を重ねたアイドルに魅力がないわけでもなくて、30歳を越すと若さの代わりに色気が出てきて雰囲気が変わるんですよね。これはまたキラキラと別ベクトルでより一層魅力が深まる瞬間でもあるんです(が、ただもうその頃には世間の認識としては「アイドル」というより「アーティスト」っていうポジションが強くなる頃合いなんですよね…悩ましい…)。

まぁ、何が言いたいって役者もアイドルも好きな私からすると、あのアイドル特有の存在感がアイドルをアイドルたらしめているからこそ、私はアイドルが好きなんだなぁということです。

 

 

でもそんなアイドルたちが放つ「キラキラ」の裏に血の滲むような努力や多くの涙があることも、プライベートを犠牲にしていることも、常人じゃ抱えきれないほどのプレッシャーを背負っているんだろうなって思うこともあって、時々「名前も顔も知らない人の生きる理由にまでされる“推し”と呼ばれる人たち」ってどういう気持ちでいるんだろうって考えたりするんですよね。
自分の行動や言動1つでその人たちの人生を変える可能性があるって思うと、私ならいつかどこかで潰れてしまうんでないかって思ってしまうんですよ。

だからこそ、って言い方は不適切かもしれませんが、そんな中でステージに立ち続けて、ファンに愛を伝え続けてくれるアイドルという存在がなによりも尊い。でもそんな尊い人たちが“私たちのせい”で疲弊しているのではないか、ただ彼らの輝きを消費してしまっているのではないかと思うこともあるんです。一種の罪悪感みたいな感じなのかなぁ。

我ながらめちゃくちゃ面倒くさいオタクだなって思うんですけど「顔が良い」なんて言いながらビジュアルを消費していることも、彼らが本当はどういう人なのかも知らないままメディアで露出している部分だけを見て「きっとこういう人なんだろう」って勝手に解釈してしまうことも、すべてが業が深い行為だと思ってしまう。
それでも彼らが心身ともに健やかに、一生幸せな人生を歩んでほしいと願ってやまないんですけどね。

 

なんだかまだ上手く自分の中で言語化出来ていない感が否めないので、この記事はどこかのタイミングで加筆修正するかもしれません(笑)

 


あ、完全なる余談ですが私はやっぱりデビューの時点である程度歌(とダンス)のクオリティを担保してほしいなと思う派です。
よく日本のアイドルは「成長過程を楽しむ」って言われるけど、パフォーマンスするなら最低限「音外さず歌わんかい!」って思ってしまう(友人からは「推しに対して容赦ない」とよく言われる)。

どんだけ推してるグループでもアイドルとして“音楽”を提供しているからには、やっぱりちゃんと生歌のクオリティは一定まで上げておいてほしいんですよね。「アイドル」の音楽がアーティストの音楽より何故か下に見られるのってこの部分の問題が大半を占めてるのでは?って最近思うもの。。。

 

 

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*1:唯一例外を感じたのは「アイドルマスター Side M」のライブ映像見た時。あれは確かにアイドルだった。