ひといろ

舞台の感想とか推しの話とか

接触イベントに行かない話

あまりにも病みすぎてググったら同じような人がいて安心した(面倒くさいオタク)

 

推しのことは好きです。めちゃくちゃ応援してるし舞台も映像も見ます。

でも、接触*1に行かないんです。

細かく言うと、「役者」としての現場以外にもあまり行きません。

このことを話すと大体は「え?なんで??」って不思議がられるし「珍しいね」とも言われます(笑)

この前も某所で推し語りをしに行った時にこの話をしたら「え??」みたいな反応されて逆にみんなそんな積極的に行くの??ってなったわ!!!笑

こんなこと言ってると自分自身「私、ライトなオタク*2なのでは!?」と思ってしまうのですが…。

友人には「チェキ撮れるのなんて今しかないよ!?今よりもっと人気になったらチェキなんて撮れなくなるよ!?」って言われるんですけどね…。そも、私にとって推しは天上人*3なので今がまだ売り出し中だろうがなんだろうが関係がない。あと推しの顔が良すぎて隣に私が並ぶ需要がない。

 

最初は対面すること自体「緊張するから」って自分自身思ってたし、たしかにお見送りある舞台とかでもガッチガチに緊張してはいたんだけど…。

でもよくよく考えるとそうじゃないんだなって最近思うことがあって。

 

ということで今回はそんな私の中の脳内整理用記事として書いていきます。

もし同じようなことで悩んでいる人がいた時に、このエントリーが何かの役立てばいいな!

 

■なぜ接触(個人)イベントに行かないのか?

とりあえず自分が接触イベントに行かないのか、理由を書き出してみました。

  • 本人を目の前にすると緊張して見つめ合うと素直にお話できない
    (緊張してる姿を見ると「かわいいって思う」という推しは罪)
  • 推しの隣に立てるほどの容姿ではないし、推しとツーショ撮ることに対して自分自身の需要がないと感じている
  • 声優界隈はチェキ文化がなく、握手会とお渡し会、トークショーくらいしかなくて免疫がない
  • 普通に作品とか役者として話をしてくれるトークショーとかには都合がつけば行く
  • 同担拒否ではないけど、空気感がなんとなく苦手な気がする
  • お金は落としたいが他で落とすからごめんよ
    (というか、「お金を落とす」って考え自体がちょっと傲慢に感じてしまう。売上が大事なのは重々承知してる。あくまで行動原理は「自分が行きたいから行く」でいたい。)
  • いつか行けたら良いなとは思ってる(行動力がない)
  • でも言うほど「接触」に興味がない(お芝居見れるだけで満足している)
  • 認知についても特に興味がない
  • 直接伝えたい気持ちはあるけど口下手なのでお手紙でお伝えしたい
  • 全部の現場を追うと死にそうになるというわりと現実的問題
  • ハマりすぎるとヤバいことを知っている(過去記事参照)

とりあえず私が「行かない理由」ってこんな感じ。

 「こんなことで悩まなくてもいいのに」なんて思いつつ、同じような人がいるのかなとググっていたら「まさにこれ!」というものがありまして。

 

mag99stac.hatenablog.com

magさんの文章の中に

まとめると、私が好きになったのは「舞台(またはテレビや映画など)で演技をする彼」であって、「私個人に対応してくれるときの彼」が見たいわけじゃないからあまり接触に行こうとは思わないのかなと思いました。

 

ってあって「こ、これだ~!!!!」って思ったんですね。

そう、私に対して何かアクションしてくれる推しを見たいって欲求が自分にないんだ!って。

これに対して「違う!もとよりファンサを求めているわけじゃない!推しに会いたいから会いに行くだけだ!」ってご意見もあると思うけど、それはそう。全然良いと思います。目的はそれぞれだし。

ちなみに個人イベントで「推しにお金落とさなきゃ」ってやつも良く聞くし、慈善事業ではないのでちゃんと目に見えるかたちでリターンしたいんだけどちょっとこれはまた別の話なので一旦置いておきます。

あと個人的に役者にアイドル性を求めていないってのもある*4

 

flatfaceslove.hatenadiary.com

沼のイチカさんの「会いに行く」じゃなくて「見に行く」っていう感覚も近くて首がもげそうなくらい頷いた。

 

「推しのことは全部知っていたい、だからどんな現場でも漏れたくないし、どんな情報も漏らしたくない」っていう気持ちはめちゃくちゃ分かる。かつての私がそれだった。
でも結局自分のキャパシティ超えちゃって追うの疲れて自然と降りちゃった過去があったので、無理しないが一番だなと(笑)
 

そんな中で自分が推しに一番求めてるのって「板の上でのお芝居」なんだよね。
もちろん活躍の幅が広がって歌っても良いと思うし、他のことやっても良いと思う。
でもあくまで私の中では「役者」であることがベースなので、逆を言うと板の上の推しに納得出来なくなったら、離れるということもあるかもしれない。

 

「推し事」って“コレ”ってものがないと思うんです。
足繁く推しの現場には全て駆けつける人もいれば、自分ができる範囲で応援する人もいると思う。
現場にたくさん通ってる人からしてみるといわゆる「茶の間」なのかもしれないけれど、「推し事」は義務でも強制されてやるものでもなくて、自分が楽しくできる範囲がちょうど良いんだって最近思います。

まわりからのマウントだのTOだの認知だの…そういうので疲弊しきってる人をたくさん見てきて、最終的に好きだった人のことを好きでいられなくなることが一番悲しい。

だから「行く現場は選んで良い!接触行かないから推してないってわけじゃないんだぜ!」ってことを言いたかった。

 

と、いうのが今までの私だったのですが…

 

この前とある作品で初めて至近距離でファンサを受けた時(※推しではない)に、初めて「あ、こういうのいいな」って思ったんです。

あくまでその時は役としてのファンサだったからかもしれないけど。今まで頑なにハイタッチ会とか避けてたけど「行ってみたいな」って思うくらい嬉しかったし、案外緊張しないんじゃね?って思った自分がいました。

これ私にとってはだいぶ大きな出来事で、自分の心境変化に正直戸惑った(笑)*5

 

私、ハマるとのめり込みやすい性格なので、その人に一生懸命になっちゃうし、きっとその先まで進むとそのうち「認知してもらいたい*6」に繋がるんだろうなって。そういう意味で自制も込めて接触を控えている部分もあったのかもしれないと。

 

この手の話題でたびたび「りさ子」の話を出すのですが、相手に「~してほしい」って思い出した時点でアウトなんだよね。りさ子みたいな過激派ではありませんが(笑)

私が「オタクのバイブル」と崇めている「りさ子のガチ恋♡俳優沼」に関する詳細は過去に書いた以下のエントリーをご参照ください。

 

hitoiro.hatenablog.com

 

hitoiro.hatenablog.com

色々御託を並べて「接触イベントに行かない」理由づけをしてたけれど、こうやって考えると「自分って結構欲深い人間」なんだなぁというところに帰結します。

めっちゃドロドロした感情を、きれいな言葉でくるんで隠してるだけみたいな。

色々隠して「善良なファン」でいたいだけみたいな(推しに迷惑はかけたくない。)

これが生身の人間を推すことの難しさだろうなって。

 

やっぱり自分が憧れている相手に覚えてもらったり、優しく対応してもらったら嬉しいじゃないですか。あくまでファンと役者という関係性であっても、自分の存在を知ってもらえるって嬉しいじゃないですか。

でも多数 対 1の関係なわけで。そこで線引きをしておかないと1 対 1だと勘違いしそうになるんですよね。

これが自然に認識できる人は良いんですけど、私みたいな欲深い人間はそれこそ「りさ子のガチ恋♡俳優沼」よろしく、どんどん深みにハマっていく予感しかしないんです。
これをちゃんと自分で自覚しているから良いものの、これに気づけなかったら多分やばいことになってるんだろうなってたまに思う(笑)

ゆえに推しと距離をとることで線引きをするという方法を、無意識的に選択しているのかもしれないというのが最近の自分の中での考えです。

 

最初は確かに緊張しいで羞恥の気持ちが強くて接触行かないという主張だったんだけど、色々考えるうちに実はそれだけじゃなくて

自分が推しの隣りに立つ需要がない・自分にファンサしてくれる推しを見たいわけじゃない
自分にファンサしてくれる推しを見たら多分舞い上がって「もっと自分を知ってほしい(認知)」に進むのでは?という気持ちがなんとなく自分の中にあることに気づいたんですね。

 

多分自分の中にも「りさ子」はいる。

この作品に出会って半年以上経ちますが、改めてヒヤッとしました*7*8
 

だから私としては、「私のことは2次元(手紙)でなんとなく存在を知ってもらえたら嬉しい、3次元(実体)での認知は不要です」ってスタンスでいたい。

もちろん自分が気持ちよく推し事できるように無理をせず、「行く現場は選ぶ」っていうのは変わらず自分の中であります。

 

 

ゆえに周囲の人に話してるほど最近は「接触苦手で行けない!(>_<)」って状況ではないんだ(笑)
追いかけて時間が経ち始めたことや、追い始めた時より自分自身痩せたりメイク頑張ったりして外見的に前よりもちょっとだけ自信を持てるようになったのも大きいかもしれないけど*9
それでも多分行ったら行ったで緊張しいなので死にそうになってる気がしてならない(笑)

そんな私でもちゃんと自分の気持ちが整って推しに会いに行くことができたら、その時はまた「実際に会ったらこうだったわ!」ということをここに書いてるかもしれません。

 

まぁ、何がって推しとは適度に距離を保って楽しい推し事したいよね!って話でした♪
(私の今後の心境の変化に乞うご期待)

*1:いわゆる「お渡し会」とか「握手会」「チェキ会」みたいな、推しと直接会って話せる機会のこと

*2:ライトなオタクはより良い観劇環境を求めて遠征しない

*3:舞台と客席との境界がしっかりある相手

*4:アイドルはアイドルで好きなので独自の線引きがあるように思われる

*5:終演後、友人から「苦手なタイプの作品じゃない?大丈夫だったの?」と言われるくらいにはその手のものが苦手

*6:繋がりたいとか彼氏にしたいとかそういうわけではない

*7:オタクのヒヤリハット

*8:地味にりさ子の販促ブログになってしまった 笑

*9:それでもまだ目標にたどり着いてないので自分磨きは継続中