ひといろ

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【経過報告編】中国ドラマにハマって中国語を勉強を始めたオタクの話

最近、私のブログにたどり着く際に以下の記事経由で来てくださる方が一定数いるらしく、検索傾向を見ても「中国語 ドラマ 勉強」「中国語学習 ドラマ」でよく検索されているようなので、改めて語学学習で私自身が大事にしていること&その後の進捗をご報告します。

少し長めの記事です。全文じっくり読んでも良し、気になるところだけ読んでも良しの記事なので、参考にでもどうぞ。


↓ことの発端↓

hitoiro.hatenablog.com

そして先日、以下のようなマシュマロもいただいて嬉しかったです!!!
ありがとうございます!(まさかの「江澄~~~~」でこのブログにたどりつくとは…笑)

 

 

スペック

大学時代に2年間第二外国語で中国語履修してたのに何も喋れないし何も読めないアラサー。昨年10月頃に中国ドラマにハマり、ふと「勉強してみるか~」で始めてみた。
英語は大学卒業時でTOEIC 605くらいなので可もなく不可もなく。旅行は支障ない程度の英語力。
ちなみに韓国語は簡単な単語が聞き取れる程度。喋れないし読めない。ほぼ出来ないと言って差し支えないレベル。

国語学習のこれまでの過程

2021年10月初旬からDuolingoで中国語の勉強スタート

10月中旬からHello Chineseの無料版で勉強スタート

アプリの補助として文法書を購入

2022年1月2日 Duolingoの中国語コース1周目達成

Hello Chineseの有料プランに切り替え
Hello Chineseを中心に勉強スタート

2022年2月21日 Hello ChineseでHSK2レベルに到達

2022年4月 NHKラジオ講座スタート
(初心者向けの「まいにち」視聴)

2022年5月 Hello ChineseでHSK3レベルに到達

語学学習における自分の強みと弱み

<強み>
・耳が良い(と思っている)

<弱み>
・テキスト勉強が苦手(致命傷)
・机に向かってコツコツ勉強するのが苦手(致命傷)


<そこから導き出した自分に最適な学習方法>
テキスト学習がダメならアプリを使えばいいじゃない!!!
耳で覚えればいいじゃない!!!!

アプリ学習のメリット

  • 移動中の空き時間でも気軽に勉強ができる
  • 復習機能で一度学んだことが定着しやすい
  • (精度はさておき)発音練習ができる

アプリ学習のデメリット

  • 文章を「書く」練習が出来ないので筆記が弱くなる
  • 解説がないことが多いので文法や発音のコツは別媒体で勉強する必要がある
  • アプリで出題される問題の回答が正しいとは保証できない(誤りもそこそこある)

開始から9ヶ月経ってどうなったか?

簡単な聞き取りが出来るようになった。

でも中国料理屋行って中国語で注文する能力はまだない(聞き取りは少し出来る)
まぁ実践については半ば勇気があるかないかだけの問題な気がしなくもない
そしていい加減HSK3級に向けて試験対策を始めなければならぬ…


ちなみに1日の勉強時間は30分に満たないくらい、平均15分くらいです。
平均15分でも毎日やれば、それなりに身につきます。マジで。アラサーがやっても身につきます。

え??9ヶ月もやってその程度なのって???良いんだよ、1日15分しか勉強してないんだから!!!笑


アプリは「勉強」というよりも「ゲーム」感覚が強くてあまり根を詰めずに出来るのが良いところです。
ただ基本的に“習うより慣れろ!”っていうスタンスなので、「文法を1から勉強したい」「論理的に語学学習をしたい」っていう人にはあまり向かないかもしれないです。
「間違えても良いからまずはパターンを覚える」っていうのがアプリでの勉強スタイル。

ちなみにラジオ講座は途中で挫折しました(笑)ちゃんとアーカイブもあるのにね。
1回溜めちゃうとやっぱり続かないので、コンスタントに「毎日15分やる」って決めるか、週末にまとめて1週間分(75分)やるって決めて出来る人じゃないと厳しいかなと思いました。

ただテキストだけだと分からなかった発音についてフォローできるのはやっぱりラジオみたいな音声コンテンツなので、ラジオ学習は効果的だと思います。

発音について

まぁ、中国語学習の何が難しいって「発音」。
多分みんな思っているだろうけど「発音」!!!!!笑

日本語においても「カミ」という読みに対して「紙」「髪」「神」「上」「加味」みたいに候補がいくらでも出てくるんだけど、無意識にイントネーションと文脈で判断しているわけじゃないですか。なのに言語が変わった瞬間にそれが出来なくなる。

それに日本語で使わないような口の使い方するから、そもそも正しい「音」が出ないし、中国語はその「音」に対する判定が日本語よりもシビアなもんだからなおさら難しい…。「吃」「去」「出」の違いとかな…。よく聞けば違うんだけどさ…。

ぱっと聞くだけだと「現地人だって結構発音曖昧じゃない?」って思ったりするんですけど、あれを現地人がちゃんと聞き分けできてるってことは、ちゃんと発音できてるってことなんですよね(笑)

中国語勉強してると、いかに日本語が省エネ言語か分かりますよ。多分あの関西弁ですら省エネでそんな筋肉使わず喋れる部類だと思う。

あと、これは意外と落とし穴だと思うんだけど外国語を学ぶ時、カタカナで覚えるのはやめた方が良いということを中国語・韓国語で痛感しました。

中国語であればピンイン+音声、韓国語であれば英表記+音声で勉強するのが良いです(今回は関係ないけど特に韓国語はそう)。

というのも、中国語はもちろん、韓国語も「日本語にない音」があります。これを近いカタカナ表記で記すことは出来るのですが、微妙に違いがあるのでその差分がカタカナだと理解できないんです。
これが発音を勉強する時に大きな壁になるので、これから勉強をしようとしている方々は最初からカタカナを介さない勉強方法が良いかと思います。

その点、私が使ったアプリは発音問題で一切カタカナが出てこなかったのが良かったです。

発展学習

一応アプリ以外に「こんなことやってるよ」の紹介

  • 聞き取った音でピンイン入力する練習
  • 簡体字字幕でドラマを見る
  • ラジオドラマやYouTubeで中国語の音に慣れる
  • 日常的に微博を見る
  • 自分が言いたいことを中国語文にしてみる(日常的に使いそうな短い言葉からでOK)

語学学習のときに気をつけていること

中国語に限らずこれまでの経験上、語学学習をする時は以下の点に気をつけて勉強をしています。

  • その言葉が持つ根本的な意味を知る
  • 同じニュアンスで訳される言葉の違いを知る
  • ネイティブが使う表現を確認する
  • 正しい発音

結局、語学学習用のテキストとかってネイティブからすると「いや普段そんな言い回ししないよ」みたいなのが結構あったりするんですよね。
言語ってあくまで「ツール」でしかないので、それを使って交流するということを考えると言い回しとかも最新のものにアップデートされている方が良いじゃないですか。
なので自分が学んでる言葉が化石にならないよう「ネイティブが実際にどういう表現をしているのか」というのは調べて身につけるようにしています。

「その言葉が持つ根本的な意味を知る」「同じニュアンスで訳される言葉の違いを知る」というのもこれに関係していて、ネイティブがどういう感覚で使っているかということを知るための大事なポイント。

たとえば中国語で謝罪する時、よく出てくるものだと「对不起」「不好意思」とありますが、深刻度でいえば「对不起」の方が上なんだそうです(「不好意思」は日本語でいう「すみません」くらいの軽さ)。
だから「对不起」を使う時はマジで謝り倒さなければいけないくらい重大な時だそうで、これは「そもそも中国の人はあまり謝らない」という中国の文化的背景に由来するそうなんですね。
これを知らなければ「謝る=对不起」で完結しちゃうんですよね。だからこそ、日本語で訳された言葉だけでなく、その言葉がどういう意味合いをもっていて、どういう場面で使うのかはすごく大事なことなのです。

 

YouTubeを使い倒せ!

便利な時代なもので、語学学校に通わなくてもYouTubeである程度勉強することができます。特にネイティブで日本語が話せる人の解説動画とかはとてもありがたいです。
あと私は耳を慣らすために寝ながら動画流して聞き流しとかも良くしています。

今回は私が普段よく見ているチャンネルをご紹介しますね!語学だけでなく現地の文化についても紹介しているのでとても面白いです。

KOBI老師

www.youtube.com

李姉妹ch

www.youtube.com

ヤンチャンCH

www.youtube.com

ヤンヤンch

www.youtube.com

私が考える“語学学習に大事なこと”

中国語に限らず何か言語を習得したいなと思った時、私は以下のことが大事なんだろうなと思っています。

  • なぜその言語を勉強したいのか
  • たくさん聞く、たくさん発音する(量が大事)
  • 実際に使う
  • 自分に合った学習方法を見つける
  • 焦らない

ぶっちゃけ私個人としては①と④がなによりも大事だと思います。
数多の教材があれど、自分に合うもの合わないものがあります。自力で勉強するのが苦手な人は語学学校に通った方が身につくかもしれないし、マイペースでスキマ時間に勉強したい人はアプリの方が身につくかもしれない。
「こうやって勉強しましょう」なんてよく見かけますけど、自分に合っていない方法でやっていても、経験上身につかないと思うんです。まずは「どういうスタイルの勉強方法が自分に合っているか」という自己分析から始めた方が良いと思います。

そして「なぜその語学を勉強したいのか」という目的はモチベーションに直結するので大事!!!ふとした時に「私なんでこんな必死になって勉強してんだろ…」って虚無になるタイミングがあるんです。その時に「いや、私は推しのこともっと知りたいんだわ」って思えば頑張れそうな気がするでしょ?笑

 

そして勉強を開始して3ヶ月頃、発音も全然上手くならないし思ったよりも中国語が身につかずモヤモヤしていたのですが、大好きなYouTuberさんが「○ヶ月で○○語を習得する!とか嘘だから!焦っちゃダメ!」って言ってたんですね。

私自身、現在支障なく英語を理解出来てしまっているがゆえにすっかり忘れていたのですが、英語でさえ中高大の10年をかけてこのレベルになったわけです。しかもちゃんと授業があって宿題があって受験用の勉強して、ですよ?

それと比べたら今毎日仕事をしながら、そのスキマ時間で1日15分程度の勉強しかしていないわけです。
していないにも関わらず少し聞き取りが出来るレベルまで成長したわけです。
私自身としては、これ結構革命的なことだと思ってるんですよね。それくらいの心持ちで良いと思うのです。

三日坊主になりやすい人へ

ぶっちゃけ私、継続して何かをやるってことがめちゃくちゃ苦手なタイプです(笑)
でもアプリでの勉強は体調不良で出来なかった2日間を除いて、ここ5ヶ月毎日出来てるんです。
なんでこんなことが出来るようになったのかというと、以前「朝、起きる時間を15分でも早くするだけで革命だと思う」と、とある人が言ってたんですね。
何か大きなことを成し遂げるだけでなく、「日常の行動を少し変えるだけで大きな変化の一歩になる」というニュアンスの言葉だったわけですが、この言葉が私のモチベーションになっています。

15分勉強するのがしんどい時はぶっちゃけ目標値を少しいじって5分で終わる勉強量にしちゃったりするんですが、自分の中で「1日1回は復習だけでも良いから必ず中国語の勉強をする」ことを目標にしているので、それでOKにしています(ハードルは越えられる程度のものだけを用意する)。

 

3日やれば習慣化出来ます。
21日続けてやれば毎日やることが苦にならなくなります。

習慣化したことを3日やらないとそこで途絶えます。


これが今回勉強していて気づいたことです(単純に21日間連続で勉強するとアプリでスタンプがもらえるから1つの目標になっているのもある)。
三日坊主の自分がここまで出来るとは思っていなかったので、人間やれば出来る

大事なのは「あまり理想を高く持ちすぎないこと」「出来なかった自分を責めないこと」。出来ることから始めれば、いつか必ず軌道に乗りますので。

 

 

と、こんな感じで無理ない範囲で勉強を続けております。
相変わらず発音は下手くそで「わたしゃ一生喋れないのでは?」なんて思ってしまうんですが、それでもめげずに続けています。
気がつけば上半期も終わってしまったのでそろそろHSKの試験に向けて勉強を進めたいのですがいかんせんテキストに拒絶反応が出てて出来る気がしない(笑)

でも今年中になんとか3級には合格したいので新たな壁をぶち壊しに少しだけ頑張ってみようと思います。

 

感想・質問・こういうネタの記事が読みたい!などあればマシュマロで受付けておりますので、お気軽にコメントください!

marshmallow-qa.com

それでは!