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舞台の感想とか推しの話とか

ドラマ感想文:流れ星

U-NEXTで独占配信をしている韓国ドラマ「流れ星」(原題:별똥별、英題:Sh**ting Stars)を見ました!1話60分の16話構成。調べた限り原作はなさそうなのでドラマ用のオリジナル脚本作品だと思います。
「愛の不時着」や「キム秘書はいったい、なぜ?」といった大ヒット作品を手掛けているスタジオドラゴン制作作品。
本国での放送が2022年4月~6月だったので比較的番組終了してホヤホヤの状態での視聴でした。本国での放送とそんなにタイムラグなく見れるようになったの、本当にすごいよね。

引用:tvN公式Twitter

 


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<多分こんな人におすすめ>

・芸能人との恋に憧れる人
社畜気味の人
・ラブコメが好きな人
・広報の仕事をしている人

 

個人的満足度
★★★★☆(4.5)
→「これぞラブコメ!」という王道を貫きつつ、隠されたトラウマや芸能人を取り巻く環境がリアルに描かれていて笑って泣ける、とても面白いドラマでした!
 ただテソンが国民的俳優であるのであれば、もっとサセン*1とかファンの囲みとかパパラッチとかついててもおかしくないのでは?と思ったのでそこはちょっと現実味に欠けるのかなと思い-0.5。

 

 

この作品は芸能事務所の広報チーム長であるヒロイン オ・ハンビョルとトップスター コン・テソンとの恋模様を描いた作品なんですが、とにかくヒロインが危機管理広報の鬼なので広報担当者必見のドラマです。

芸能事務所の広報(しかも海外)と国内一般企業とでは同じ広報といえど仕事内容は異なるかと思いますが、トラブルが起きた時の広報担当「あるある」は共感できる部分も多いのでは?笑

ちなみにドラマタイトルの原題は「별똥별」、英題は「Sh**ting Stars」となっており、英題が「xx」で伏せられているのはなぜだろう?と思ったらこんな考察をしている方がいらっしゃいました。なるほど、タイトルまでちゃんと作中の話を汲んでつけられているのは面白い(笑)

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自分のミスではないのにその尻拭いをさせられ、いつも仕事に振り回されるハンビョルや事務所のスタッフの姿は顧客対応に追われる社畜も共感度100%だと思う、そんなお仕事ドラマ。ハンビョルが対応に追われてデスクで叫ぶ姿はまるで自分を見ているようでした(笑)

ちなみに番組公式サイトではこのドラマの紹介を「#コメディ#ロマンス#ミステリー#ヒューマンドラマ」と紹介していました。

 

ハンビョルとテソン、ドラマ中で「92年生まれ」と言っていたのでアラサーなんですが、仕事は年相応にお互いバッチリこなすのに2人になるとケンカしててもラブラブしてても、まるで10代のようなやり取りなのが微笑ましいです。
あまりにもピュアすぎて、アラサーなのにこんなにピュアで良いんか??ってくらいピュア!!!(テソンに至っては若干「アホ」でもある)

そしてハンビョルの親友であるホヨンとギプムそれぞれの恋模様にも注目。この3人の中なら恋愛経験豊富なギプムがやっぱり「大人だなぁ」と感じました(笑)

 

そして私が何を一番書きたいって「芸能人との恋愛の難しさ」はもちろん、「芸能人に対する誹謗中傷(アンチ行為)」についても結構リアルに描かれていることなんですよね。
特に後者については日本でも同様のことが起きていると思うのですが、殊、韓国においては自殺をする芸能人が相次いでいることが日本でも報道されているのでご存じの方も多いのではと思います。
私自身も応援していたグループのメンバーが自殺で亡くなっているので、オーバーラップした部分もありました。

挿入歌の「출국(Departure from a Country)」は元々Hareemさんが20年ほど前にリリースした曲のようで、ドラマではSuperJuniorのキュヒョンがカバーしていたのですが(最初キュヒョンだと気づかず後から知ってびっくりした)、この曲が流れるシーンや翻訳された歌詞を読むと「天国へ旅立ってしまった人」への曲に聞こえるんですよね。ラブコメのはずなのに顔面ボロボロになるまで泣いてしまった。

 

あと、憶測で記事が出回って身近な人さえ信じられなくなって、どんどん孤独になっていくテソンを見ているのは辛かった。芸能人って「孤独」って言われるけど、多かれ少なかれ、芸能人の方々はこういう経験をしているのではないか、推しもこういう状態になっているのではないかと思うと、とても苦しかったです。

 

「信じるかどうかは関係ない」とファクトチェックもせずに記事を出すことを部下に命令するメディア局長

真実に興味がなく囃し立てるだけ囃し立てて、デマだと分かった瞬間に手のひら返しする人々

勉強のストレス発散目的でアンチカフェを運営していた14歳

「芸能人を嫌うのは犯罪ですか?」「僕が満足しさえすればどうでもいい」と言うアンチ*2

特別になりたいと私生活にまで潜り込むサセン

 

「望んで芸能人になったんだから、こうなることも分かってたのでは?」とか「有名税からしょうがない」とか宣う輩がいるけれど、芸能人だって1人の人間で感情を持っているのに、こういうシーンを見ると本当、芸能人をなんだと思ってるんだろうねって思ってしまうよね。幸い、このドラマの事務所の人たちはみんな良い人ばかりで安心したけれど…。

 

なんだか深刻な部分ばかりクローズアップして書いてしまったもんだから、ここまで読んで「ラブコメとは…??」って思ってしまわれた方もいらっしゃるかもしれませんが、ブコメです。ラブコメなのでめっちゃ笑えるしテンポ良く進んでいきますのでご安心ください(笑)たくさんキュンキュン出来るよ!!!

まぁ、とにかく広報業務やってる人は面白いと思うだろうから絶対見るべき(まだ言う)

 

第一話がYouTubeで無料公開されているので、ぜひこちらもご覧ください!


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Siki的作中のお気に入り人物はカン・ユソンチーム長です!!!!(最初、ユソンさんがライバルになるかと思ってた)
ぜひ「ユソンオッパ」と呼ばせていただきたい…!!!!って思ったのは私だけではないはず。

 

<余談>

視聴後に調べて分かったのですがテソン役のキム・ヨンデさんが96年生まれなのにはびっくりしました。26歳であの色気??大人っぽさ??すごくない????
そしてハンビョル役のイ・ソンギョンさんのプロフに175cmって書いてあった時には白目むきそうだった低身長の私。他のキャストとの身長差見る限り全然そんな感じがせず、なんか色々縮尺間違ってない?って思ってしまったのはここだけの話(笑)
あと「どこかで見たことある顔だなぁ…」と思ってたらCNBLUEのイ・ジョンシンさんが出ていてびっくり。我が青春…!

 

↓「출국(Departure from a Country)」も含まれているOSTはこちら↓

 

 

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*1:私生活まで追いかける悪質なファンのこと

*2:これについては復讐目的だったのでまた状況は違うだろうけど