3次元に“推し”がいる人 必読「りさ子のガチ恋♡俳優沼 」
明けましておめでとうございます!
本年もどうぞよろしくお願いいたします
さて新年明けて2週間ほど経ちましたが今年初のブログはつい最近読んだ本の感想でも書こうかなと思います。
その名も「りさ子のガチ恋♡俳優沼 」
3次元に「推し」と呼んでいる存在がいる全人類に読んでほしい
※以下、それとなくネタバレがあるので注意!
あと若干長い!!!!笑
あらすじ
26歳、彼氏なし。OLりさ子の趣味は舞台鑑賞で、若手イケメン俳優の翔太君を追いかける日々。2.5次元舞台『政権☆伝説』に通い詰め、高額プレゼントを贈る。「がんばってる姿を観られるだけで幸せ」とお金と時間をつぎ込み、彼からのちょっとした「特別扱い」にときめいていたが、ネットで彼に彼女疑惑が持ち上がり…。俳優とファン。演劇業界の闇に切り込む、見て見ぬふりをしたかった愛憎劇!
(文庫本 裏表紙より)
舞台の再演が決定したとのことで、前回気になりつつも都合がつかず行けずじまいだったので今回は行こうかなと思っていたら
「あれはやばい」という感想がチラホラ…。
「終演後しばらく動けなかった」とか何それ…。
え、やばいやつ?何も知らずに行ったら死ぬやつ??
と思い、いやいやでもそれほどのものなら舞台で観て衝撃受けたいなぁ~とか思いつつ、内容が気になりすぎたので早速小説を買ってきました。
ポップな表紙がかわいい!!
ページをめくった瞬間「あー分かるぅー分かりすぎて胸が痛いぃぃ」の連続!
あとすごく読みやすいです。
そこそこ厚さあるな~と手にとった時には思ったのですが通勤中と帰宅後に読み進めて結局1日で読み終えました(笑)
いわゆる「THE 小説」というものを読み慣れている人からすると、ちょっと物足りないというか、文章が軽く感じるかもしれないということは先にお伝えしておきます。各登場人物のモノローグが中心です。
劇作家さんが書いた本だからか舞台にした時に映えそうなセリフ回しだし、読みながら勝手に「舞台演出、私ならこうするな~、ここでこういう照明だし、こういうM入れたいな~」みたいなことを思っちゃうくらいその光景が描きやすい作品でもあります。
特に舞台通いしてる人は本を読むのが苦手でも想像しやすいからスラスラ読めると思う。
※ただし専門用語がそこそこ多いので、界隈にいない人はググりながら読むことをおすすめします。
私は予め舞台の感想をかいつまんで読んでしまっていたこともあり、本を読んでいてもなんとなく「先が読めてしまった」のでまったくゼロの状態で舞台を観るか本を読んだ方がより面白いかなって思います(笑)
いや~でも勘がいい人だったら途中から気づくかもしれん。
で、ですよ(笑)
読んだ感想としてはリアルすぎてこえーよ勘弁してくれよ…(笑)
なんで「こえーよ」なのかというと、もちろん物語的な展開のこともありますが、普段から2.5次元なり俳優なりおっかけている人は分かるびっくりするくらいのリアリティ。
しかも普段“あちら側”にいるであろう劇作家が書いたということも怖い(笑)
この作品はいわゆる「俳優(芸能人)にガチ恋」しちゃった女の子のお話しなんですが、誰でも「りさ子」になりえるんじゃないかって読み終えた時に思ったんですね。
俳優なりアイドルなり、特定の芸能人を「推す(応援する)」という気持ちには、やっぱりどこかその人を特別視していて、神聖視していて、応援する側の大きな心の支えになっていたり、日々の生活の潤いになっていたりするわけで。
でもその気持ちって基本的には一方通行なんですよね。
自分は彼を応援している特別だと思っている、けれど彼にとってはファンの一人であり、彼がどんなに「応援してくれてありがとう。みんなの応援をパフォーマンスで返します!」と言ってもその対象は「私」という個の存在ではないし、私だけに対する特別な「見返り」はない。
私は彼らのお仕事を通して活力をもらって、それを実生活で頑張るエネルギーに変えるということが応援することで得られるもの、ある種の「見返り」だと思うし、本来そうであった方が良いはずなんだけど(いや見返り自体求めてはいけないと思うんだけど)、そう思えない人もいるんだな~。
だって「好き」って気持ちは思っている以上に複雑だから。
愛憎は表裏一体
何がトリガーになるか分からない
「ファン」って何なんだろうって考えさせられる作品でした。
でもな~この作品においてはりさ子の“推し”である翔太くんにもダメだった部分があると思うんだよな~~~!!!!「お前それはダメだろおおお」ってツッコみたくなったし(笑)
あと、りさ子の「理解と納得は違う」は名言だと思う、うん。
「私はガチ恋じゃないよ~親目線!!」って言ってる人ほどガチ恋になりやすいって私知ってるよ!!!!!!その人への関心が強すぎて気づけばガチ恋になってるんだよ!!!笑
私にも好きな役者さんはいるけれど、芸能のお仕事をしている人たちが見せる姿は「仕事バージョン」だと常々思っていて。
本心であろうが、本心じゃなかろうがもう「その人が出したものが全てでそれ以上でもそれ以下でもない」と思うようにしています。思うようにしているんです。※大事なことなので(ry
タレコミがあろうが、憶測が飛ぼうが、詮索しようが、彼らがファンに見せるものがファンにとっての彼らの全て。
それ以上を求めるとファンと芸能人との間が崩れていく。
だからと言って彼らがファンに対して向けてくれる優しい言葉をすべて「リップサービス」だとは思わないし裏があるとも思いませんけどね!
あと、「彼女いるだろうけど、分かってるけど、せめて隠しておいて欲しい、夢見させてほしい」
ってよく言うじゃないですか。
実を言うとかつて私も遠い昔にそういう時期があったので痛いほど気持ちは分かるんです。自分と付き合えるわけがないのは分かっている。でも特定の誰かと自分の推しが付き合っているのはなんか心がギスギスする、嫌だって結局「みんなの××さん」でいてほしいだけなんじゃないの?って思うんです。
じゃあなんでそんな夢見がちな少女()だった私がそこから脱したのかというと自分に彼氏が出来たからだったんですよ。
もうすでにお別れしてますが、初めてちゃんとお付き合いをしてその人と過ごす時間がとても幸せで楽しくて(幕引きの時は最高に後味悪かったけどな!笑)
その時に「自分の推しにも心安らかでいてほしい」「自分だけが幸せで、それを推しにだけタブー視するのってその人の幸せ奪ってるようなもんじゃないか」って思ったんですよ。
※元彼に読まれてようが時効なんで気にしません!!やっほ~見てる~??? 笑
だからお付き合いしていようが結婚しようが、それで推しが幸せになれるなら万々歳だと少し大人になった今では思うのです。
ただ人気がモノをいう商売で、自分の食い扶持減らすような、役者生命終わらせるようなことだけにはなってほしくないし、自分が大切にしているであろう「役者」というお仕事を潰すようなパートナーはおすすめ出来ないぜ!ということだけなんです。
あれ?おかしいな私もりさ子と同じこと言ってんな???笑
もし私の推しにそういうことがあった時に今と全く違うこと言ってたら笑ってやってください。どうしても寂しさは感じちゃうだろうけど!!!言い表せないモヤっとしたものを抱えているかもしれないけれど!!(予防線)
もう、別にこれ俳優おっかけてる人だけじゃなく3次元に「推し」と呼ぶ人がいる人はみんな知った方が良いからドラマにして大量焼き畑しよ!!笑
それにしてもこれが現実に起きているかもしれないと考えると、役者やるって大変すぎるね…。この世界に足を踏み込んだ経緯は人それぞれだろうけどお芝居が好きで役者やってる容姿の優れた人がこういうことに神経すり減らさなきゃいけないなんて辛すぎるな~。
あ、この本読んでシドの「妄想日記」がぴったりじゃん!!って思いました。
公式MVがなかったので気になった方はググってみてください♪
全アイドルファンに見てほしいアニメ「少年ハリウッド」
先日、ニコ生で一挙放送があったので改めて「少年ハリウッド(少ハリ)」の魅力について書きたいなと思いまして…。
本日は
世の中の全アイドルと全アイドルファンに見てもらいたいアニメNo.1
そして夢を叶えた人、叶えられなかった人、夢を叶える途中の人にも見てもらいたいアニメNo.1をご紹介します。
(いや、これ一挙前に書けよってツッコミはよして…笑)
※画像:公式サイトスペシャルコンテンツ より引用
公式による作品紹介はこちら!
ニコニコで第1期1話が無料で見られますよ(実は第2期1話も見られるよ)
「絵柄がリアル寄りで苦手なんだよなぁ~」と言われることが多いけど、ちょっと待って!!!
本当に絵柄で切られることが多いんだけどちょっと待って欲しいのです。
この作品は「アイドルとは何か」ということを、とことん突き詰めたアイドルのバイブル的アニメ、「アイドルを哲学するアニメ」なんです。
(他にも小説とか舞台とか色々あるんですけど、すっとばします!)
他のアイドルを題材にした作品って、キラキラしているのが多いと思うんです。
ファンの前で歌って踊る姿とか、もちろん途中で苦悩する場面もあると思うけど、最終的には華やかな部分が中心に描かれていると思うのですが、この作品ってそういうキラキラとか華やかさはなくて、あえていうならアイドルものとしては「地味」なんですね。
でも、この作品では「アイドルであるというのは、どういうことなのか」「アイドルになるためには、どうすればいいのか」というところが丁寧に描かれていて、本職の人もファンも今一度考えるべきことが詰まっている作品なんじゃないかなと思うです。
しかも、そういうことを含んでいるのに説教臭くないのがまた良いところで。(シャチョウはシャチョウなので説教臭いことは言いますが)、日常のふとした時に感じることとか、そういうことがスッと入ってくる感じ。
アイドル題材の作品って山程ある中で本当にこの作品だけは“異色”だと思っています。
この作品は、普通の少年たちがアイドルになり、アイドルから「少年ハリウッド」になるまでの物語なんです。
この作品の魅力はなんといっても「脚本」。
カケルのモノローグを文字起こししてくれてるサイトさんがあるんですけどこれ読むだけで“文学”って感じする(笑)
1期・2期を通した一貫したメッセージ性、そして作中でまるまる1話使って劇やったりライブやったりという「シリーズ構成」。
あと、とにかく細かいこだわりが詰まった作品でつくりが丁寧って印象です。
ダンスシーンはすべて「手書き」、しかもぬるぬる動く!しかもそれぞれに動きが違う!
これは本当にアニメーターさんたちに頭上がらないですよ!!
現代の技術的にもっと違うかたちでダンスシーンを描写することが出来るのに、そこをあえて「手書き」で表現するところにこだわりがあるし、2期最終話のライブシーンの音源とかも、わざわざ録り直したりしてて。
CD版とアニメ版だと同じ曲でもストーリー展開によって歌う人変わったりとか!!
「愛」がなければ出来ないものだと思います。
ちなみにどれだけ動くかはこちらの動画をご覧ください。
#26「HOLLY STAGE FOR YOU」ダイジェスト
どのエピソードも私としては思い出深いし、それぞれに語りたいことがあるんだけど
2期3話(通し16話)の「本物の握手」が一番お気に入りだったりします。
ストーリー書くと長くなるので端折りますが、この回でファンの子がカケルに「握手できないくらいになってください!凄く大きな所でお客さんを一杯にしているカケルくんが見たいです!」「今日のこの握手が、もっともっと宝物になるから!」って言うんですよ。
少年ハリウッドっていうアイドルグループは、ハリウッド東京という劇場に行けばいつでもライブが見られるし、公演後に握手もできるし、ある意味ファンと「近い」存在なんですね。
だから本当は「アイドルとの握手は“特別”でなければならない」のに、彼らの握手ってこの時点じゃ特別でもないんです。それをアイドルとして“特別”だと思ってもらえる“本物の握手”が出来るようになれ(なってほしい)という話なんですが、
深い!!!!!!!
ファン目線としては、自分の好きなアイドル、ないし俳優さんにこういう言葉が言える人でいたいなとも思いました。
アイドルって比較的ファンと近い存在のパターンが多いし、そうでなくても昨今はSNSのおかげで昔よりも気軽に相手に対して自分の気持ちを伝えられるようになってきたと思うんです。
逆もまたしかりで、アイドル側も自分の言葉でファンに色々伝えられるようになった。
だから「距離感」がおかしくなってると思うことが時々あって。
親しみやすさとかってすごく大事だと思うんですけど、やっぱりアイドルは「アイドル」なので。“手の届かない存在でいてほしい” “ステージで輝く彼らを見たい”と思ってしまうのです。
それって、「自分たちとこの人たちは違う存在なんだ」って線引されることであり、アイドルの人たちにとっては、きっと辛い想いをさせてしまうことになるし、この作品の中でも「キャーキャー言われて手を振るのって、裏を返せばバイバイってことなんじゃないの。アンタたちこっちの住人じゃないからって。」っていうセリフがあるとおり、「アイドル」をしているということは、“普通の人間、一般人とは違う”と明確にされることでもあるわけで。
もう何が言いたいのか分からなくなっちゃったけど(笑)こういった、「アイドルという存在ってどういうものなの?」ということを問いかけてくれるのがこの「少年ハリウッド」という作品です。
この作品で「永遠never ever」という初代から歌い継がれている曲があるんですが、その歌詞に
限りない夢 光れ
限りある季節 駆け抜け
憧れ集めて 汗を輝かせ
君だけのトキメキ
光れ 光れ その先に何があっても
君がそこにいる 今が強いんだ
永遠にnever ever forever
っていうのがあるんですね。
もちろん他の「ハロー世界」とか「HOLLY TRIP」とかも好きなんですけど、この作品はこの曲の歌詞に全てが詰まっていると思うんですわ。
♪永遠never ever/初代少年ハリウッド【少年ハリウッド24話エンディング】
そしてここまで「アイドル、アイドル」と口うるさく言ってきましたが、「大人にこそ見てほしい」作品でもあります。
主人公たちは中学生・高校生なんですけど、言葉の1つ1つが沁みるのって、多分その世代よりも「そんなことあったな~」って思える大人な人たちだと思うんです。
アイドルじゃなくても、何か叶えたい夢を追いかけている(追いかけていた)人には、グサグサ刺さって胸が痛くなるんじゃないかな~私がまさにそれでした(笑)
さあ、気になった方、年末年始暇な人がいたら見てみてね!
<配信サイト>
ニコニコ:https://ch.nicovideo.jp/shonen-hollywood02
dアニメ:https://anime.dmkt-sp.jp/animestore/ci_pc?workId=11359
ちなみに最近気になってるアイドルについてはまた機会があれば書きます、SixTONESって言うんですけど(笑)
守備範囲広いねってよく言われる!!!!!!
2018年のまとめ☆
2017年は「旅」の年でしたが、
2018年は「演劇」の年でした。
皆々様には演劇の話しかせず、本当に面倒をお掛けしてます(笑)
さて、ここで2018年に観た舞台を振り返りますよ!
<2018年 観劇リスト>
1月 池袋ウエストゲートパーク(IWGP)@池袋 芸術劇場
2月 アンフェアな月@銀河劇場
4月 御茶ノ水ロック@AiiAシアタートーキョー
6月 銀河鉄道999@明治座
7月 舞台 刀剣乱舞 悲伝 結の目の不如帰@日本青年館ホール
8月 宝塚BOYS@ 池袋 芸術劇場
9月 歴タメLive@EXシアター六本木
10月 ヘブンズ・レコード@よみうりホール
11月 修道女たち@本多劇場
12月 ジーザス・クライスト・レディオスター@紀伊國屋ホール
あと、知り合いの舞台も観に行かせていただいて、本当に「演劇充」をした1年でした。
まぁ、大体染谷俊之ですが!!!(笑)
逆に3月と5月は何やってたんだ!?と思うような行動ww
リンクあるものは感想書いた記事があるものなので興味あればお願いします~!
あと、今年は観るだけでなく、私自身もワークショップに参加して久しぶりにお芝居に触れたり、演劇について語ったりして一層「また演劇に関わりたいな」と強く思えた年でもありました。
特に上半期に地元のワークショップに参加したのが本当に大きくて!
誘ってくれてありがとうという気持ちでいっぱいです。
あの日家に帰ったら両親に「本当に良い顔してる」と真面目に言われたのが印象的でした(笑)
高校時代は他の人の舞台って全然観に行ってなかったので、今になってプロの皆さんのお芝居を観て学ぶことが多く、久しぶりにお芝居してみてあの時よりも引き出しが増えたな~というのを実感しました。
やっぱ見て学ぶって大事ですわ。
そして色んな舞台を観る度に素敵な役者さん方を知ることが出来て幸せです。
特に今年は芝居に対して真摯で熱い心を持つ、自分が強く憧れる、尊敬すると思える俳優 前山剛久さんという存在に出会えたことが本当に宝物でした。
心の底から「もっとこの人の他の芝居が観たい。これからの彼が見たい。」と心を掴まれた人は初めてかもしれません(笑)
そして2年前くらいから「この役者さん好きだな!」って思って、都度お芝居を観に行っていた染谷俊之さんも色んな作品を通して「あ、やっぱりこの人の芝居好きだな」って思えた1年でもありました。
(えぇ、自分が良いなと思った役者さんのお名前は積極的に宣伝していくスタイルです)
自分がそこに立てない悔しさもありつつ
でも厳しい世界なのを知っているがゆえに様々な作品で頑張っている憧れの役者さんを尊敬する気持ちもありつつ。
心が動かされる年だったかなぁと思います。
役者をやることも好きです。
裏方をやるのも好きです。
一時期は演劇がしんどくて辛くて逃げ出したこともあったんですけど、よく知り合いに演劇の話をしていると「本当に好きなんだね、生き生きしてるね。」と言われるので、多分きっと私は演劇が大好きなんだと思います。
でも会社員生活してると日々の忙しさに揉まれ、「本当に自分、そこまで演劇やりたいのかな?」って思ってしまうことも正直あって、フラストレーションだけが溜まっていって。
これからどうしていこうかな~と考えることもしばしばですが、観る側としては来年もたくさん劇場に足を運ぼうと思っています。
ゲッターズ飯田さんの占いでもラッキースポット「劇場」って書いてあったし!!
通いつめて幸せになろうと思います!(笑)
(実は来年もすでに1月・2月・4月と4本観に行く舞台が決まっているのでね…)
あ、2018年に観劇した作品のパンフまとめてみましたよ~
2019年はちゃんとファンレターを書くことを目標にし、ボールペン字から始めてみようかなと思ってます(笑)
ジーザス・クライスト・レディオスター
ジーザス・クライスト・レディオスター@紀伊國屋ホール
12/16 夜公演を観てきました!
9年ぶりくらいの紀伊國屋ホール。
ヨーロッパ企画さんの「曲がれ!スプーン」を観に行った時以来かな。
あらすじはこちら
10代を中心に絶大な支持を集めるカリスマDJ・ジーザスが持つ番組は伝説的な聴取率を誇っていた。
今日は特番で生放送。いつもより気合いを入れて生放送に臨むスタッフたち。
番組スポンサーの社長が来たり、特番のゲストが来たりといつもより準備が大変だ。
しかし、OA直前になってもジーザスは現れない。
番組を止めるわけにはいかないとプロデューサーはジーザス不在のままOAを指示する。
ジーザスの穴を埋めるため奔走するディレクター、放送作家、音響たちレギュラースタッフ。
に加え、なぜかゲストやスポンサー企業の社長、演歌歌手など様々な人間を巻き込んで番組が始まってしまう。
様々なトラブルに巻き込まれながらもジーザス不在で無事に生放送を終えることができるのか?
※公式サイトより引用
あの、西田大輔さんの作品、お恥ずかしながら初めて観たんですけど面白かったです!!!
過去4回再演されていたものの全く観たことがなくて、今回家城啓之さんが脚色したものしか観てないからアレなんですけど、コメディなんだけどちゃんとぶれない軸があって、そこを迷子にならずに最後まとめ上がってたのが観ていて本当に気持ち良かった。(何を言ってるか分からないだろうけど伝わってほしい)
あとテンポが良い!!
笑って涙出たのいつぶりだろう(笑)
この作品、映像化がない理由は観てなんとなく察したんだけど、そういうの抜きにしても生の芝居だからこそあの空間だからこそ良いって思えるような作品で、本当にまだ当日券ある日あるから今からでもチケット取って観に行ってほしい!笑
私がここまで言うの結構珍しいよ??笑
実は私も最初はもっと後半の公演のチケットを取っていて。
でも稽古場レポート見て「あ、これ絶対私が好きそうなやつ」と思い、かつ自分が好きな役者さん(染谷俊之さん)の30歳ラストの公演だしと思って急遽16日夜公演取ったんですね。
今思うと「よくやった自分、こんな面白い作品がまた来週も観れるぞ!」って気持ちになってます(笑)
コメディとして笑えたし、
「仕事人」として気づかされることも考えさせられることもあったし、
ただ単に笑えるだけの面白い作品ではなくて
その裏にあるメッセージも含めて胸にグッと来る素敵な作品でした。
インパルスの板倉さん、初めての舞台のお仕事って書いてあったけどそんな感じしないくらい演じ分けが自然ですごかった。
あとやましげさん(山崎樹範さん)が相変わらず上手くて、いや上手いなんて私が言うの烏滸がましいくらいなんだけど本当に上手くて流石だな~という感想。
やっぱり生き生きした役者の芝居って観てる側も元気になりますね!元気になるためのシャワーをガンガン浴びさせてもらった気分です。それだけのものを届けることが出来る役者さん方の芝居が観れることが何よりも幸せです!
紀伊國屋ホール、座席数は400ちょっとで少なめかもしれないんだけど、ワイヤレスマイクを使わない地の声で役者の芝居を感じられる場所で好きです。
そして観劇後「やっぱ芝居って、演劇っていいな」って改めて思うのでした。
余談だけどね~この作品ね~舞台セットが可愛いの!
明日から公演が始まります!
— 2018版舞台「ジーザス・クライスト・レディオスター」 (@jesus_radiostar) December 11, 2018
笑って2018年をしめましょう!#ジーザス・クライスト・レディオスター #インパルス #板倉俊之 #染谷俊之 #八木将康 #劇団EXILE #中島早貴 #安川純平 #宮平安春 #小槙まこ #大地洋輔 #ダイノジ #小野寺ずる #肘井美佳 #辻本耕志 #山崎樹範 #西田大輔 #家城啓之 pic.twitter.com/6RgAB8ak7D
あとものすごく細かいけど、開演する時に客電がバっておりるのと同時に舞台上にある「ON AIR」に明かりがパッてつく演出がものすごく好きでした。(元照明担当としてのチェックポイント)
そうそう、劇場入口手前に演劇に関する書籍集めた棚があるので開場まで時間ある時はぜひ目を通してみてくださいね~。戯曲もあるし演劇論とかもあるので演劇が好きな人は楽しいと思いますよ!
修道女たち
修道女たち@本多劇場
11/3 夜公演を観てきました(文化の日だからね!)
ケラリーノ・サンドロヴィッチさん作・演の「修道女たち」。
たまには2.5次元以外の舞台が観たい
たまには推しが出てない舞台も観たい
ということで、ステージナタリーで物色してたところ、役者さん方の白塗りのお化粧と作品の雰囲気に惹かれ半ば衝動的チケットを取りました(ストレスフルで精神状態が危うかったのもある 笑)。
実はケラさんの作品は初めて観る状態だったので「とりあえず宗教っぽい、私が好きそうなテーマかも」というだけで、自分と合うのかも分からないまま半分不安に思いつつ劇場へ。
本作はタイトルの「修道女たち」というところからも分かるとおり「宗教」をテーマにした作品。
スパッと終わるようなエンディングよりは「ん?ん??」と、観た側にちょっとしたモヤを残して終わるタイプかな(私だけですかね…)。
でもすっごく私好みでした、そういうの大好きです!!!笑
おそらく「メリーバッドエンド」と呼ばれる部類かもしれません。
(登場人物の視点によってハッピーエンドかバッドエンドか解釈が分かれるもの)
シリアスなシーンのはずなのに容赦なく笑いをぶっ込んでくるのでコメディーなのか??と思いきや、その影に大きなテーマ、思想が含まれているのだなぁという奥深いものでした。
修道女って「清貧・貞潔・服従の三つの誓願を立て神にお仕えする女性」なのですが、それを前提にしてこの作品を観ると、面白いと思うんです。
俗っぽいところから離れた人たちのはずなのに、それぞれの人間としての色が見えるのが。
決して分かりにくい作品ではないと思うんですよね。
観る側に全部材料は「これ」とある程度渡されていて、それをどう解釈するか感じるか委ねられてる感じ?まぁ大概の芸術作品ってそういうものだと思うのだけれど。
「神様」っているのかとか
「信仰心」ってなんだろうとか
「人を信じる」ってなんだろうとか
「罪」ってなんだろうとか
もう私、こういうの語彙力なくて全然書けないんですけど(笑)
ケラさん作品が好きな方々がTwitterでとても語彙力溢れる感想を書かれているのでぜひ、そちらでご確認ください!!!笑
それと、作品の内容だけでなく役者さん方がやっぱりすごい。洗練された何かがある。
決して尖ったものがあるわけではなくて。いやキャラが濃いからそれなりに尖ってはいるのかもしれないけれど(笑)
でも過度な主張がなく、「そこにその人物が存在していることが当たり前のように感じる芝居」ってなかなか出来ないと思っていて。
しばらく若手中心の舞台ばかり観てたし、ジャンルもアイドルに近いキラキラしたものだったから「あー、俳優として長い間培って来たものがある人の芝居は味があるってこういうことなのかぁ」と思うのでした。
終演後、確固たる「これ」といった感想とか想いは自分の中にまだ生まれてなかったのにこうやって書き出して反芻するうちにじわじわと出てくる感じがたまらないですね!
あと本多劇場みたいなキャパの小さい舞台だとお芝居が生声で良いなって思います。最近ワイヤレスマイクの舞台ばかりだったもんで、あの舞台ならではの発声を直に感じることが出来てなんか良いなって思いました!
こぼれ話ですが、久しぶりに下北沢を訪れて。
下北沢って演劇の街として有名で色んな小劇場があって、古着屋さんとか、おしゃれなカフェとかあって、ファッショナブルな人とか、アーティスティックな人とかすごく混沌としていて、そんな街が愛おしいなって思いました。よく高校時代に寄り道してたんですよ~。ヴィレヴァンとかものすごく思い出深い場所です。
今再開発されている場所って「洗練されたデザイン」とかが流行りっぽくて、みんなきれいなんですけど、私はこういうごちゃっとした街に佇むのが結構好きだったりします。
公演の前に立ち寄った「Cafe Normale」さん。
パニーニの種類が豊富で選ぶのに迷っちゃいました(笑)
外はパリッ、中はふわっとした食感がたまらなかったです!
私の好きな曲を紹介するぜっ!
どーも。
ネタ探しをして、探して、いい加減演劇の話はやめようと努めた結果
「おすすめしたい曲の動画貼っていこうぜ!」となりました(笑)
趣味とか好きなものって時に「音楽」って答えるんですけど、実際にどんな音楽を好んで聴いてるのかってあまり周りに発信したことないなぁと思い…。
これで少しでも興味持ってくれて聴いてくれる人がいると嬉しいなと願って!
それではさっそくスタート
SHINee - 「Breaking News」
SHINee - 「Breaking News」Music Video (full ver.)
出勤中に聴くことが多い曲!ダンスがカッコいい!!
あと何よりも私の推しであるKeyくんがセンター時間長いってところがポイントでして!!!!笑(オレンジジャケットに帽子かぶってる子)
この曲を初めてライブで見た時に「え?え?キーくんセンター!?え?マジ!?!?」って語彙力が一気に低下したのをよく覚えてる。
Keyくんのこと知らない人はググってください!!私の推しです!!!(雑)
SHINeeはアイドルといえど、とてもアーティスティックなグループで楽曲もオシャレだし、全員歌も上手ければダンスも上手いというスーパーグループ!
日本でもたくさん活動していて日本オリジナル楽曲も良い曲ばかりです♪
バルーン - 「シャルル」
神田沙也加ちゃんのカバーで知った曲。
そして最近カラオケでもよく歌う(難しい)。
歌詞を自分の中で落とし込んでから歌う派なんだけど未だにちょっと掴めてない。
けど曲調が好き。
ヨルシカ - 「ヒッチコック」
以前自己紹介のページでもイチオシした曲。
ある日ヴィレヴァンで流れていたのを聴いて惚れてすぐさまタワレコに走っていったくらい好き(笑)
エモいんだ!!!!!!!!!!!!!!!
個人的に「夏草が邪魔をする」というアルバムに入っている「カトレア」がお気に入りです。
SUPER JUNIOR - 「Black Suit」
[SUPER JUNIOR - Black Suit] Comeback Stage | M COUNTDOWN 171109 EP.548
SHINeeを取り上げてSUPER JUNIORを取り上げないなんてこと、あるわけないじゃないですか~!この私が!!笑
敢えてMVでなくMnet(公式)のカムバック映像にしたのはダンスパフォーマンスを見てほしいから。
本当はもっと人数がいるグループなんですけど兵役やらなんやら色々あって今は当初の人数より少ないメンバーで活動してます。が!!流行り廃りが激しい韓国のアイドル界で10年以上活躍し続けるご長寿グループです。
若いグループがたくさん出てくる中で“大人の色気”が出てるこのグループは本当に魅力的!あとこう見えてとってもバラエティグループ(もはや芸人)なので、バラエティ番組がものすごく面白い。
ちなみに私の推しはブラウンのジャケットを着たイェソン兄さんです。
本当に歌声が素敵、無理、好き…笑
DA PUMP - 「U.S.A.」
DA PUMP / U.S.A. Dance -Mirror ver.-
あえてこっちの方の動画を(笑)
いやダンス覚えるのにいつもこっち見てるからww
某歴タメって舞台を観に行ってから頭から離れなくてそろそろ私も踊れるようになりそうです。
振付はすごく簡単なんだけど、ピタッて止まらないとカッコよく見えない振付だから筋肉大事だね。筋トレ筋トレ!!
ヒプノシスマイク Division All Stars - 「ヒプノシスマイク -Division Battle Anthem-」
ヒプノシスマイク Division All Stars「ヒプノシスマイク -Division Battle Anthem-」
最近話題の“ヒプマイ”
実は私も聴いてます(あまり話題に出さないけども)
これ歌ってるの声優さんなんですけど本当にラップ出来るのすごい。そして上手い。
ちなみにカラオケで歌うには一人だと心が挫けるのでまだやってません(笑)
残業しながら独歩のパートだけ脳死リピートしてた時は社畜シンパシー感じてた。
どのディビジョンも好きだけどキャラデザ的にはシブヤが好きです。
刀剣男士 formation of つはもの - 「BE IN SIGHT」
刀剣男士 formation of つはもの 『BE IN SIGHT』 Full MV
刀ミュの中で唯一ちゃんと見たのが「つはもの」でした(大体源氏のせい)。
つはものはどの曲も好きなんだけど、やっぱりこれかなぁ。
そして自分の音域的にも歌いやすくてカラオケで高得点出しやすい(笑)
MVの衣装も可愛くてお気に入りです♪
美男高校地球防衛部HAPPY KISS! - 「絶対最幸☆HAPPY KISS☆」
美男高校地球防衛部HAPPY KISS!OPテーマ「絶対最幸☆HAPPY KISS☆」試聴
ねぇ!!本当!!美男高校地球防衛部LOVEも好きなんですけどHAPPY KISSが好きでして!!!周りに同志がいなくて寂しいんだよ!!!!!
みんなこれ聴いて幸せになろ!!!!!!!←
(ちなみに私の推しは和倉先輩です。和倉温泉にもいつか行きたいです)
11月11日まで全楽曲フルサイズ視聴できる動画も公開してくれるという太っ腹ぶりなので皆様よしなに…!
さぁ、日付は変わりましたが今週もあと1日お仕事頑張ればお休みです。
明日、企画書づくり出来るかな~(白目)
この世界はすべて舞台だ 男も女もみな役者に過ぎない
ちょっと前のお話になりますが、とある演劇のワークショプに行ってきました。
お芝居は10年ぶりくらいだったので、経験者といえどもド素人として初心者でも行けるところにいってきました。
結論:感情出すってすごく大事
会社員として働いていると、
やっぱりビジネスマンなので感情を抑制することが増えるんですが
(いやいや、人間みんな何かしらの感情を抑制して生きてますがね…)
知らないうちに、自分の本来の感情まで上手く出せなくなっていたり、
抜け落ちたりしていることがあるんですよね。
それを、今回「演劇(お芝居)」という場で解放することができて
あー、感情出すのってこんなに心が動くんだって実感したんです。
高校時代、演劇部に入っていきなりエチュードだ、稽古だ、とほぼ自己流でやってきていたのもあり、脚本をもらって、読み進めて、関係性や物語の背景を理解して、役柄の気持ちを汲み取って裏ゼリ※を書く作業をして、セリフに気持ちを乗せるって今思えばほぼ「作業」のようなことしてたんだなぁということにも気づきました。
※そのセリフが出るまでの心の内のセリフや感情
でも本当のお芝居って、役者の内側にある気持ちを底から出していかなくちゃいけないんですよね。
そうじゃないと観た人の心が動くようなものにならないんですよね。
ワークショップの中で学んだこと、色々あるんですけど
意外だなって思ったのが「お芝居」または「感情の出し方」ってとてもロジカルなのかメソッドが必ずあるんだなということ。
むやみやたらに出すんじゃなくて、「こうすると感情を引き出しやすい」「自然なお芝居がしやすい」というものがあるんだってこと。
これはプロじゃないと分からないや~。
他の演劇ワークショップってあまり行ったことないので分からないんですけど、私が今回参加したところでは「今回の参加の目的」をしっかりヒアリングした上で、参加者みんながそこに何かしらコミットできるような内容であったり、親身にアドバイスをくださったことが本当に嬉しかったです。
「演劇をやってみたい」という人もいれば、
「あがり症を直したい」という人もいるし、
「人前に立つ度胸をつけたい」、
「ストレス発散したい」という人もいるだろうしね。
そういえばワークショップでもお話があったんですけど「演技」という言葉の意味。
役者がやる「演技」という意味のほかにも「いかにもそれらしく振る舞うこと」という意味があるんですって。
そう言われると、普段職場で見せている姿や家庭で見せている姿、恐らく全部違って、上司であったり母親であったりその立場らしく振る舞うことは「演技」と言えることなんですよね。
「演技」をしていない人は誰一人としていない。
そういう意味では演技って結構身近だし、特別に「こうする」ってものもないのかもしれません。
その時思ったこと、感じたことを素直に出す。
それが「●●役」になった時に、その●●の立場になって溢れて来たものを出す。
本当にそれだけなのかもしれません。(言うは易く行うは難しの典型)
だからこそ、芝居を指導してくれる人たちは口を揃えて
「何でも経験して、自分の人生を豊かにしなさい。引き出しを増やしなさい。」
と言うのかもしれません。
ちなみに今回のブログタイトルはシェイクスピアの有名なせりふの1つです。
これって色んな意味で取れる言葉でそれぞれの解釈がネット検索でも出てくるので敢えてここでは書きませんが、私が好きな言葉の1つでもあります。
最後に今回お世話になったワークショップさんのリンクもご紹介しておきます!
週1回の習い事クラスもあるそうですよ♪
「最近、舞台をよく観るんだけど、自分も演劇に触れてみたい」という人から
「あがり症を克服したい」「人前に立つ勇気を持ちたい」という人まで。
気軽な気持ちで参加してみてはいかがでしょうか!
本当にお前演劇の話しかしねぇなって思われてそうだけど、一応本業も頑張ってます(笑)